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2022年2月25日金曜日

自己脱洗脳の方法


 

こちらは苫米地氏の自己脱洗脳の方法です。


この内容は、主に右の洗脳護身術です。


動画でも言いましたが、苫米地氏はオウム信者の脱洗脳を担当していました。


自己脱洗脳とは、洗脳されないよう自分を洗脳すること


まず、脱洗脳するには、他者による洗脳を解くのですが、そのためにも洗脳されない体質に変えていく必要があります。

そのためには……

  • 恐怖に勝つ
  • 快楽に勝つ

この2つをしていかないとなりません。

つまり、他者によって恐怖感を煽られたり、快楽をコントロールされてはいけないのです。

そうすると「他者次第」となってしまうからです。

そのためには、これが必要になります ⬇️


あくまでもイメージですが「巨人」になることです。

巨人のイメージは、強いことです。

他者から傷つくことを言われて、落ち込んだりしないでしょう。

このように巨人化すると、気持ちとか価値観(内部表現)を、他人から簡単に操作されないようなります。

これには、イメージトレーニングが必要です。


自己解放の技術


これは、私たちが当たり前になっている思考回路を見直すことで、洗脳に縛られた自分から解放できるというものです。

たとえば、図のように「失敗した私は、ダメ人間だ」と思うことがあります。

実はこれも洗脳の影響かもしれません。

たとえば「失敗したらダメよ」と言われてきた人は、失敗した時に、「失敗した私は、ダメ人間だ」などと思うでしょう。

でも、本当にそうでしょうか?「ナイスファイト」とは考えられないでしょうか。

このように、図では経験や出来事のことを「トリガー」、それによって自分の中に生まれてくる感情とか思考パターンを「アンカー」と呼びます。

その結びつきは本当に正しいのか?と原点に戻って考え直すことが「アンカーの意識化」で、それこそが自己解放の技術です。

アンカーの効果がある状態(つまり洗脳されている状態)なのは、無意識でもそれに気づいてないからです。

つまり、アンカーの意識化をして、「これっておかしくない?失敗しても死ぬわけじゃないし別にいいよね」と思えることで、今までのアンカーの効果(洗脳効果)は大きく薄れることになります。


具体的には……

まず、あなたにとって「やってはいけないこと」を思い起こしてください。

たとえば、「嫌いな人に嫌いという」などです。

これを思った時、あなたはきっと恐怖心が生まれたはずです。

まずは、この恐怖心があることに気づいてください。

そして、その恐怖心を小さくするイメージをしてください。

もし、小さくできないなら、今度は「もっと怖い」「死ぬかも」と恐怖心をわざと大きくしてください。

いかがでしょうか。

これは、恐怖心という感情を、コントロールできたということです。

恐怖心が大きくできたら、今度は小さくしてみてください。

これで、自分の感情や価値観(内部表現)は、自分で支配することができます。


アンカーのつなぎ替え

先ほど、失敗は「ナイスファイト」とは思えないでしょうか?と言いましたが、今までの価値観を置き換えることを、アンカーのつなぎ替えと言います。



この図のように、別の感情とか思考を結びつけることです。


洗脳を仕掛け直す(護身術として)

これは、逆に考えるとわかりやすいですが、なぜ勧誘を受けるかというと「洗脳」させるためです。


欲しくもないものを、他者が売りつけるのも洗脳です。

このように勧誘をする人が、眉間に指を当てるような光景を見たことはないでしょうか。

この方法のようなものです。

これを「ホメオスタシスの同調を利用する」と言います。

これは、洗脳しようとする人に洗脳しない術を仕掛け直すという方法です。

これが洗脳の基本です。自分は洗脳されずに、相手を洗脳する方法です。

自分は洗脳されないためには、最初に「巨人化」の話をしましたが、自分が巨人だと思っていると、相手の洗脳にかかることはないでしょう。

その上で、洗脳しようとする相手の、目と目の間を見て、その人の感情とか価値観を、前に言ったように書き換えるイメージをします。



今まで洗脳をしてきた人に、洗脳を仕返すというものです。

ただし、これはあくまでも悪い意味ではなく「もう洗脳は受けませんよ」という意味で使います。



いかがでしょうか。

洗脳とは、いかにも当たり前にそしてソフトに、実行されるものです。

それは当たり前です。相手に警戒を持たれると洗脳はうまくいきません。

ただ、考えるとそこらじゅうが洗脳だらけです。

どれだけのお金や時間を、この洗脳に使ってきたでしょうか。

ぜひ、これからは自分の夢中になれるものを、選んで自己責任の上で夢中になりたいものです。

2022年2月16日水曜日

ジェフリー・ヤングのスキーマ療法



あなたは、何度も似たようなトラブルを起こしたり、例えば男女関係で必ず失敗するとか、年上の女性が苦手などのパターンはないですか?

もしかすると、それはスキーマが原因かもしれません。

スキーマについては、こちらの動画をご覧ください。



いろんなスキーマの種類を簡単にご紹介します。

1.見捨てられ・不安定スキーマ

自分を傷つけない人にも不信感を持ったり、不安定な関係しか築けない。

「いつかは捨てられる」「長くは続かない」と思う。

大切な人というのは、不安定で気まぐれで、予測不可能で当てにならないという思い込みがある。

2.不信・虐待スキーマ

他人は自分を傷つけ、恥をかかせ、騙したり、嘘をつき、操ったり利用しようとすると思い込む。

でも実際は騙されやすい(過去を繰り返す)。

「いつも貧乏くじを引く」と思い込む。

3.情緒的剥奪スキーマ

A.養育の剥奪

配慮・愛情・あたたかさは与えてもらえないと信じている。

B.共感の剥奪

他人は自分を理解してくれないと信じている。

C.保護の剥奪

他人から支えてもらったり、教えてもらうことはできないと信じている。

4.欠陥・恥スキーマ

自分のことを「ダメ人間」と信じ込んでいる。

5.社会的孤立・疎外スキーマ

どのグループやコミュニティーにも所属できないと信じ込んでいる。

6.依存・無能スキーマ

他者に助けてもらわないと毎日の生活を送れないと信じている。

7.損害や疾病に対する脆弱性スキーマ

損害や疾病になれば、助かることができないと信じ込んでいる。

8.巻き込まれ・未発達の自己スキーマ

誰かからすでに巻き込まれており、その結果個性化や社会的自立を果たせずにいる。

息がつまる感じやアイデンティティについて疑問を感じる。

生きることに疑問を感じることもある。

9.失敗スキーマ

「ずっと失敗続きの人生」

「これからもきっと失敗する」と信じ込んでいる。

10.権利要求・尊大スキーマ

自分は他者より優れていて、特権や名誉を与えられるべきだと思っている。

理由は、承認欲求ではなく他者をコントロールしたいから。

11.自制と自律の欠如スキーマ

自分の感情や衝動を抑制できない。

不快さを回避することが目的となり、本来の目的や人間としての成長を犠牲にしている。

12.服従スキーマ

他者に対して過度に服従する。

理由は、怒りや報復を向けられたり見捨てられることを避けるため。

犠牲にするのは自分の欲求や感情。

逃げられないと信じているから服従している。

怒りが積み上げられており、怒りの爆発や復讐という行動化もよくある。

13.自己犠牲スキーマ

自分の満足は後回しにして、他者の欲求を満たすことに囚われている。

最終的に敵意を抱くことも多い。

14.評価と承認の希求スキーマ

他者からの評価と承認にとらわれている。

自分の自尊心は、他者からの評価によって育てるものだと信じている(他者頼りになる)。

地位や外見、経済力にひどくこだわる人も多い。

人生の重要な場面で求めてない方を選ぶことも多い。

15.否定・悲観スキーマ

人生のネガティブな側面ばかりに囚われている。

もちろん、将来の予測もネガティブ。

慢性的な心配や警戒心、不満、優柔不断が特徴。

16.感情抑制スキーマ

自らの感情や行為を抑制して、他者との自由な会話も控えている。

理由は、他者から非難されたりプライドを傷つけられたくないから。

また、衝動的になって取り乱すことを恐れている。

何を抑制しているのか?

A.怒りと攻撃性
B.ポジティブな衝動
C.自分の弱さや感情の開示


17.厳密な基準・過度の批判スキーマ

人間はなるべくたくさん努力をして、高い目標に到達すべきと信じている。

なぜ、高い目標を達成すべき?

他者からの批判を避けるために、完璧であろうとする。

A.完璧主義
B.厳格なルールと「べき」思考
C.極端な効率主義


18.罰スキーマ

人は失敗したら厳しく罰せられるべきだと信じている。

これは、自分だけでなく、他者にも適用して、人が失敗したり楽をしているとイライラして、罰を与えたくなる。



いかがでしょうか。

物事をネガティブに受け止める人、ポジティブに受け止める人がいます。

もし、ネガティブに受け止める人が近くにずっといると、辛いことが簡単に想像できます。

しかもそれを「心配」などと偽装されたら、お断りもできません。

また、人のネガティブな側面ばかりを際立たせて、その人の自信を失わせて無力化して支配しようとする輩も残念ながらいます。

それをそのまま受け止めるのは「麻痺」の状態です。

自分を守るために、自分の中で限界を決めて、それ以上言われたら「逃走」か「闘争」かを検討できるようになりたいですね。


2022年2月7日月曜日

執着する相手に『冷めてもらう』という方法

 

動画でも取り上げたように、中井氏の考える『精神健康の基準』について15項目挙げられていますが、多かったので割愛した部分も含めて補足します。

ただこれを満たしていれば『精神的に健康』かというと疑問です。加害者と言える人は、全てを満たしているようにも思えるからです。

ただ、患者として扱われる立場の人が、「自分は健康だった」と答え合せをしたり、今苦しんでる人が「こうなると楽になる」という道しるべになれば良いと思ってます。




1.分裂する能力そして分裂にある程度、耐えうる能力


きっと「軽くあしらう」ようなことができない人は、周囲から「おかしい」と言われるのだと思います。ただ、だからこそ創造的な世界で力を発揮することもあるのです。

つまり、動画でも言ったように正面から向き合っても意味がない、傷つく相手に対しても統合していたいと考えると、頭が痛くなってきます。


2.両義性(多義性)に耐える能力


自分の役割を全うしようと思ったら、自分を追い詰めてしまいます。
それができなくなるとパニックになったり、挫折感を味わったりしてしまいます。

3.二重拘束への耐性を持つ


この耐性ってなんか変だと思いませんか?
中井氏は、「二重拘束する人をどうにかしよう」とするのではなく、それにある程度耐えられる能力をつけることが健康につながるとしてます。

全体を通してそうですが、「積極的に人に害を与える人に対しての処方はない」という考えだと思いました。
だからこの15項目も、「いかにそのような人(きっと永遠に変わらない人)に省エネで付き合うか」ということだと思います。


4.可逆的に退行できる能力


5.問題を局地化できる能力


人を追い詰める人ほど「普通は」とか「常識では」という言葉(一般化)を多用します。
局地化は一般化の反対です。
「私はどう思うか?」という視点です。
結果的に誰からも評価される生き方などなく、また、それに近づけたとしても何の特徴もない空気のような人になってしまいます。
「私はどう思うか?」という視点が大事です。


6.即座に解決を求めないでいられる能力


これもとても深くうなずける項目でした。
私たちは早く物事を解決したり、達成することが良いことだと思い込んでいます。
でも、大切なことほどそして、大きな計画ほど、時間がかかることもあります。

即座に解決を求めないでいられる能力があれば、日々の小さな波には振り回されずに自分の定めた目標なり信念に突き進むことができるように思います。

7.一般的に嫌なことができる能力、不快にある程度耐える能力


これは誤解も多いかと思いますが、私もよく「好きなことをやれ」って言いますが、好きなことをやるからには、かなりの準備とか失敗もあるし、時間なども掛かります。

だからこそ『好きなこと、やりたいこと』ならば、失敗してもすぐに立ち上がることができたりします。

6番でも言いましたが、すぐに結果を求めなくても、本当にやりたいことや大きな目標に向かうまでには、嫌なことや不快なことがあるのは当然とも言えます。

8.一人でいられる能力


これは「一人でいろ」という意味ではなく、「一人は孤独だ」「孤独は耐えられない」などと強迫的になると、相手はこちらを向いてないのに、無理に取り込もうとしたり、しがみついてしまうようなことになるからです。

9.秘密を話さないで持ちこたえる能力


この項目の説明はほとんどなかったのですが、私は目の前におかしな人がいると思ったら、トラブル回避のために秘密を持ってもいいし、嘘を言ってもいい時もあると解釈しました。

10.いい加減で手を打つ能力

良い加減……ですね。

11.「しなければならない」気持ちに対処できる能力

「しなければならない」という言葉は、義務感であり命令でもあります。
これに従い続けると「奴隷」になってしまいます。
また、厄介なのは自分の中でもこのような「ねばならない」お化けが住んでいることです。
まずは、一つ一つ「本当にしなければならないのか?」と自分に疑問を投げかけることです。

12.現実対処の方法を複数持ち合わせる

これはいわゆる「防衛機制」ではありません。
防衛機制とは、受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムである。欲求不満などによって社会に適応が出来ない状態に陥った時に行われる自我の再適応メカニズムを指す。広義においては、自我と超自我が本能的衝動をコントロールする全ての操作を指す。 ウィキペディア

やみくもに逃げるのは防衛機制で、現実対処は警察を呼ぶとか、逃げる先を決めておくなどが現実対処ではないでしょうか。

13.感受性を持つ

11番で「しなければならない」に対処するとありましたが、どう対処するかというと、「感受性」を持つことです。

「私はどう思うか」や「相手はどう感じるだろうか」などを大切にすることです。


14.予感や余韻を大事にする

繊細な人や内省をする人は、すでに多く持っている予感とか直感、余韻などを「重要ではない」と軽く扱わずに大切にすることです。そして、「おかしい」と思ったら、その気持ちを大切にして行動に移すのです。席を立つとか、近寄らないなど……色々です。



15.現実処理能力を使い切らない能力

これは動画でも取り上げましたが、病んだ人は、現実処理能力を使い切った結果、もしくは、使うように要請された結果倒れてしまった人だと考えられます。



まとめ:病む人の周りの人間に問題あり


これは全項目に言えますが、精神的に疲れたり、症状などが出ている人は、たいていが「周りの人間に問題あり」なのです。

それを先生は(きっと立場上)はっきりとは言いませんが、その人にどう(適当に)対するかが、健康か不健康の違いになるのだと思います。

きっと、ほとんどの精神科医がそれをわかっているけど、親などの大人を敵に回すことができない始末なのでしょう。

また、周りの人を病気にしてしまう人は、このようなメンタルの不全などで悩むことはありません(病んだフリはあると思います)。
もし、本当にメンタル不全になったならようやく支配ゲーム(コントロールドラマ)を終わらすことができたのですから、喜ぶところです。
それまでは「どうやって支配するのか」「この場を収めるのか」を考えているので、それをやっている限りは病気知らずなのです。



執着する相手に冷めてもらうという方法



最後に、ちょっと言い足りないことがあったので、お伝えします。

最後に、「捨てられたストーリー」は効果的と言いました。

これは、先生の言われたことではなく、私が考えた方法です。

なぜかというと、コメントで「私は病気になって家族に捨てられました」という内容のものを結構いただくのです。
コメント主さんは、捨てられたことを悲しんだり悔しんだりしてますが、逆に考えると以前は望んでいたことだったはずなのです。

つまり、「あれだけ私に執着して拘束してきたのに、働けなくなったらお払い箱か!」という意味だと思います。

これは、逆手に取ることも可能です。

きっと相手によって違いますが、意地悪な親などは必ず「〜したら捨てる」「〜しなかったら捨てる」という脅し文句があったはずです。
逆手に取ると、「〜したら捨ててもらえる」「〜しなかったら捨ててもらえる」のです。

これを計画の中に取り入れるのも、一つの方法です。

これが効果がある理由は、「相手が冷めてしまう」からです。

恋愛でも、好きな時に別れを告げられるとストーカーになる人がいますが、気持ちが冷めたらあっさりしたものです。

だから、相手を冷めさせるというのは、とても効果があると思います。

冷めるには、物理的にも精神的にも「メリット」がなくなった時ではないでしょうか。

わかりやすい例でいうと、メンバーが『病気』に仕立て上げているうちは良いのですが、本当に病気になって寝たきりになったりしたら、どうなるでしょうか?

細いことでいうと、相手の期待に応えないとか、相手のリズムに合わせない、など色々とやってみてはいかがでしょうか。


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