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2021年10月27日水曜日

トラウマ体験によってつけた仮面を外す方法


動画で5つの仮面をご紹介しました。



これがトラウマによる5つの仮面です。

  1. 逃避する人
  2. 依存する人
  3. いつも忙しい人
  4. 操作する人
  5. 頑固な人
なぜ、これだけの種類になるかというと、年齢によって発達段階がありますが、その時期にどちらの親から傷を受けたかによって、仮面が変わってくるようです。



では、どのように仮面をつけたのでしょうか。

1. 自分自身であった


生まれた時は誰もが自分自身であります。ただ、動画でも言ったように、著者によると妊娠中でも親のメッセージが届くそうです。だから、母親のお腹の中でトラウマを受けた人は「逃避型」となります。

2. 自分自身であることを否定される


『親などの期待する人間になれ』と強制されます。しかし、そこには親のエゴしかありません。

3.当然ですが反抗します


しかし、親の性格などによっては、全く聞く耳を持たない人も多いでしょう。
また、それが良いことだと信じているのでどうしようもできません。

4.あきらめる(仮面をかぶる決意をする)


反抗を聞き入れてもらえない場合は、絶望です。そして、自分以外の仮面で生きていこうと幼い時期に決意してきたはずです。



そして、大人になるとこの仮面によってトラブルが連発するのです。

逃避の仮面の人は、いつもパニックになるような事件が起きます。そして、逃げます。

依存の仮面の人は、いろんな人にしがみつきますが、結果的には孤独になります。

忙しい人は、世話をしたり義務を果たしても、当たり前としか受け止めてくれません。

操作する人は、別離や否認をされないために、リーダーとしてやってきたのに、最後は文句が出てきて外されます。

頑固な人は、冷たくされたくないからポーカーフェイスにしているのに、最後はとても寂しく一人になってしまいます。

この仮面はかぶればかぶるほど、厚くなります。

そして、繰り返すほど自分の本意とは反対の結果を生みます。

なぜなら、最初に仮面をかぶったのは『本当の自分を諦めたから』です。

つまり、仮面を外したいなら、先ほどのプロセスの逆を行くと良いのです。


1. 仮面に気づく


今まで無意識にかぶっていた仮面に気づくことからスタートです。

2. 反抗する


反抗するというと誤解が生まれますが、本当の自分を「今度は」諦めないことです。
そのためには、反抗することもあるでしょう。大人のあなたならできるはずです。

3.周囲のエゴの支配から解放される


今までの人間関係はきっと仮面をかぶったあなたが好きな人たちです。
でも、それは本当の自分ではないので、さよならする人も出てきます。なぜなら、仮面をかぶることを強制するからです。

4.「本当の自分」を受容してくれる人を探す


「自分の思い通りになれ」という人から、「そのままでいい」と言ってくれる人を探します。それには、1番の気づきがないと始まりません。



とても多くの人は、このように自分を都合よく支配していた人に、「わかってほしい」と願います。
でも、それは無理です。

なぜなら、全く反対の立場だからです。

そのような人の考え方を変えさせようとするのは、それこそ支配です。

合わないなら無理して一緒にいなくて良いのです。

ぜひ、自分の仮面は何なのか、一度考えてみてください。


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