このブログを検索

2021年10月2日土曜日

複雑性PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)

 


眞子さまのご結婚のお知らせで明かされた、複雑性PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)という症状はどんなものなのでしょうか。

上記記事から引用しています。

「複雑性PTSD」は、ICDの第11版で、2018年に新しく導入された診断名です。この診断名は、PTSDと診断されていた方の中で、長期的に反復する、逃れることが難しい人為的なトラウマを体験していて、「自分には価値がないと思い込む」「感情が不安定になる」「他の人との関係を避けてしまう」といった持続的な症状のみられる方を特徴づけるために導入されたものです。「複雑性PTSD」は新しい診断名ですので、現在PTSDと診断されている方の中にも、実際には、「複雑性PTSD」の診断に該当する方がかなりおられると思います。


 「複雑性PTSD」は、言葉の暴力、例えば、ネット上の攻撃、いじめ、ハラスメントなどでも起こります。こういったトラウマを体験すると、どなたでも「複雑性PTSD」になる可能性があります。ネット上の攻撃、いじめ、ハラスメントなどのために、尊い生命が失われていることは、みなさまよくご存じの通りです。



【症状と経過】担当の精神科医からの文章(上記記事より)

 眞子内親王殿下は、ご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する、誹謗中傷と感じられるできごとが、長期的に反復され、逃れることができないという体験をされました。このため、2018~19年頃から、誹謗中傷を正すことが難しい、状況を変えることが困難であるという無力感を感じる状態で、ご自分達の人間としての尊厳が踏みにじられていると感じ、また、結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが、不可能となってしまう恐怖を感じるようになられたと伺っています。このため、ご自分を価値がないものと考えられたり、感情が揺さぶられたり、以前に比べると他の人との関係を避けてしまうことがおありになったようです。

 後には、誹謗中傷と感じられる内容を目にした場合はもちろん、例えば、特定の文字をみると、実際には関係のない内容であっても、恐怖感を再体験(フラッシュバック)することがあったと伺っております。ある時期からは、誹謗中傷と感じられるできごとに関する刺激は、できる限り避けていらっしゃるとのことです。加えて、人生が壊されるという恐怖感が持続し、悲観的になり、幸福感を感じるのが難しい状態になっていらっしゃいます。このため、些細な刺激で強い脅威を感じられたり、集中困難、焦燥感、無気力といった症状も、おありのようです。皇族のお立場として、公的なご活動には精一杯の力を尽くしておられ、私的なご勤務なども継続されていましたが、日常的に、非常な苦痛を感じられることが多いと伺っております。



私たちが眞子さまと同じような立場になった時、果たして結婚までたどり着くだろうか?と考えてみました。

これは、常識とはほぼ妬みからくるという 日本文化の中で、あれほど注目されていなくても、私なら2、3人の人から反対されただけで気持ちが変わりそうな気がします。

そういう意味で、眞子さまの意思の強さと、お相手を信じ抜くエネルギーが凡人ではないことがわかりました。

もちろん賛否両論あるでしょう……でも、一人の女性が恐ろしいバッシングから抜け出すために、海外で結婚することは珍しいことではないはず。

もちろん、苦労するかもしれない。不幸だと感じるかもしれない。

でも、それだけは自分で体験しないと「予想」しただけでは意味がないはずです。




心配性な母親は「心配だ」と言って何もさせませんが、それはできることを増やして欲しくないからではないでしょうか。

これと似た心理のような気がします。

でも、一人前の女性を、いつまでもカゴの中に入れておくことはできないようですね。

一時金もお断りして、結婚の儀式もしないと決めた人間を、責められる人間がいるでしょうか。

私は眞子さまが「自分の人生を生きてる」と感じます。

また、この人生の挑戦がうまくいかなかったとしても「ほらやっぱり」などという人間にはならないように生きたいと思います。

お幸せをお祈りします。

今日のオススメ

「恋に落ちる」と「本当の愛」の違い

 愛すること、生きること M・スコット・ペック 愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために、自己を広げようとする意志である。 これが、著者の定義です。 さらに具体的に、愛について説明があります。 1.行動は、目指していると思われる目標や目的によって定義される。 これは、...