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2021年8月2日月曜日

不安分析の方法

 不安分析はカーネギーの「道は開ける」などでご紹介しているそうですが、今回は根本橘夫氏の「心配性の心理学」から抜粋させていただきます。

心配をなくすには、心配という不可解なお化けを、細かくして分析していくこと、そして、分析した中で、実際に行動できそうなことをより具体的にスケジュールして実施することです。

具体的に説明します。


1.心配の明確化

なんとなく心配、なんとなく不安……これが一番恐ろしいのです。

これに陽の光を当てて、しっかりと向き合うとそれほど怖いことはないはずです。


1)心配事を列挙する



このように紙を横にして、3分割してください(ABC)

一番左のAには、思いつくままに心配事を記入します。

2)真に恐れていることをBに書く




3)失うものを書く




こうして眺めてみると、実利を失うことと、プライドが傷つくことが多いことに、気づく人もいるでしょう。


2.対処行動の決定




次に、実際に恐れていることが起きる確率を記入します。

リストラは、10%とか

夫の関係の悪化は、30%などです。

これがより高いものから、取り組みます。

恐れているほど、確率は高くないと思います。

このように、人間は恐れを過大評価しているのです。

そして、自分が取れる行動を考えてみます。



3.計画設定と実行


さらにいつ実行するなどを決めると、さらに具体的に行動しやすくなります。


いかがでしょうか。


こうして考えると、それほど恐れることもないことを、過大評価して恐れていることがあります。

これは、現実よりも「将来の心配」が肥大して、現実までもを覆い尽くしているからなのです。

この肥大したものを、等身大にするために、細かく分析して、具体的な行動予定を立てるだけです。

また、新しく心配などが増えたら、また新しく不安分析をしてください。

ありがとうございました。


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