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2021年7月30日金曜日

病気にならないための感情の管理法

今回はこちらの動画に対しての、追加になります。


概要としては、「いい人」のような感情を抑圧する人は、ガンとかそのほかのあらゆる病気になりやすいという話です。

そこでいれなかった内容を下記に追加します。


これもかなりの良書です。
医者の立場から、患者の「生い立ち」をみた数少ないケースです。


 感情コンピデンス


動画でも言いましたが、感情の抑圧によって、身体に大きな負担がかかります。

それを無理して我慢していると、次第に身体も限界を感じて症状となって出てきます。

ストレスについては、こう説明してます。


あるもの(人)にかけられた要求が、その能力を超えている時に発生する。


例えば、明らかに人の上に立つ人ではないのに、誰かの期待に押されて偉い立場になったとします。

すると、そこから地獄が始まってしまいます。

このように、ストレスを積み上げて病気へとつながっていきます。

要素としては、この3つが挙げられています。

1)不安

2)情報の欠如

3)主導権の喪失


情報の欠如とは、例えば家族内で秘密があって真実がわからないなどの理由で、「よくわかないけどおかしい」と言う状態は、気持ちが悪いものです。つまり、ストレスが増えます。

ただ、それが常態化すると誰も「おかしい」と言わなくなります。

これか機能不全な家族とかグループです。

主導権の喪失とは、リーダーシップというよりも、自分の感情を自分で管理している自覚がなく、他人に振り回されることが当たり前になってしまうことなどです。

つまり、病気になりやすい人は、誰かに支配されやすく、それに対する対処法も知らない人ではないでしょうか。

 ハンスセリエは、感情コンピデンスを育てることの重要性を説きます。

感情コンピデンスとは、自分の感情や欲求に適切な方法で対処する能力ことです。



1)自分がストレスを感じていることに気づく能力

多くの人が、ストレスは耐えるものだ、もしくは「そんなものはない」と思い込んでいます。

2)要求を主張し、境界を守るために感情を表現する能力

いわゆるアサーションとかアサーティブといわれるものです。

3)「現実に起きていることの反応」と「過去を引きずっていることによる反応」を見分ける能力


多くの人は、過去の経験が同じように起きると信じています。

4)他者からの要求に応えるのではなく、自分の心のそこからの要求に気づく能力



ただ、養育者などが身勝手な要求を通すために、わざとこのような能力を弱めるような働きがあった場合は、さらに感情コンピデンスを高めるためには、邪魔などの苦難が待ち受けます。

動画でも言いましたが、まさに「闘争か逃走か?」を選ぶことも、大切な一歩だと思います。




治癒のための7つの方法


病気ではなくても、今日からできることからやっていくと生きやすくなると思います。

1)受容する


物事をありのままに認め、受け入れることが大切で、「我慢」ではないと知ること。
まずは、「自分への思いやり」を持って、これを甘くみてはいけないと知ること。

2)真実に気づくこと


真実を見る能力を取り戻して、立ちすくんでいる状態から抜け出すこと。
真実を知られたくない人にとっては脅威ですが、自分の身を守るには真実を見るしかありません。

3)怒りを受け入れる


怒りを怒りだと受け止めること。
抑圧も爆発も、感情の異常な表出であると気づくことです。
それを、「どう抑えるか?」と考える前に、なぜ感情が異常になっているのかを知る必要があります。
もし、怒りを怒りだと受け止めさえすれば、あらゆる不安は消え去ります。
それには、感情の主導権を自分で持つことです。
例)腹が立っているから、怒ってなぜ悪い?


4)境界を決めて守る


病気になりやすいタイプとして、自我が確立できてない時に、土足で境界に侵入された経験がある人が多いようです。

きっと、親なども境界を知らずにきたのでしょう。


5)ふれあいを求める気持ちを拒否しない


ふれあいを求める相手は、見極める必要がありますが、ふれあい自体を拒否しようと決める必要はないはずです。


6)「私はこういう人間だ」と主張する


そうすれば、悪意の支配者は勝手なことができなくなりますし、あなたを知りたい人は興味を持って聞いてくれるでしょう。


7)自分も世界も肯定する


「世界」というのは、周囲の人とか環境ということです。

そういうと、「従属しなければ……」と勘違いしそうなので「世界」にしました。

今までは、自分はダメ、相手はOKだったと思います。

これからは、自分はOK、相手もOKです。

ただし、ストレス源になるような人は、もちろんOKではなく、「闘争か逃走」ですね。


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