動画で「本当の自分」と「偽りの自分」ということで、「本当の自分」って何?と思う方に、何か手がかりになったらと思いご紹介します。
「いい人に見られたい」症候群の根本橘夫さんの本を参考にしてます。
とってもよい本ですが、そういう本に限って絶版になっているようで残念です。(でも中古はあります)
自分を知るワーク
自分を知るとは、自分の主観で考えるとどこか偏ったり、勘違いしていることが結構多いです。
「こうなりたい」という願望を、自分の性格に取り入れたりということは、あると思います。
このようなことを避けるためにも、今回は、自分の周りの人間関係から自分を知るということになります。
そのために、人間関係の相関図のようなものを作ります。
また、視覚化すると今まで何となく受け止めていた過去や関係性を、改めて振り返ることができます。
これこそが、自分を知るということです。
まずは、メモ用紙でもよいですが、少し大きな紙を用意してください。
そこに、あなたの人間関係の図を作ってみます。
次に、その人から受けた影響を、矢印などを使って表現します。
これは、深いつながりがあれば太い線にしたり、あまり関係ない人には点線にしたりしてください。
また、色を変えてみてもよいでしょう。
そして、矢印はどちらがどちらに影響を与えていたか、もしくは両方かなどを振り返るために記入します。
また、その関係性を維持するためにどんな努力をしてきたか、などを記入してください。
実際にはもっと綺麗に出来上がると思います。
これは、自分を反省させるものでもなく、誰かを責めるためでもないです。
自分を知ることが目的です。
あまり気に留めてなかった人が、意外に影響を受けていたり、その人だけから被害を受けていたと感じていたけど、実はお互いに影響を受けあっていたり、干渉している可能性があったりと、冷静に関係を眺めることができます。
また、父親との関係が、恋人との関係に似ていたり……「だからいつも喧嘩になるのか!」などがわかることも、洞察といって自分を知ることになります。
つまり、周りとの相互作用の中で、自分はどう振る舞うかを決めて、それが性格になっていったということです。
できたら、引っかかっている相手との関係を、「許せる」と思ったり、「忘れよう」と思えるまで、つまり、「仕方ない」と感じられるまでなんども作ってみるとよいかもしれません。
最後は、「もういらない!」「関わらない!」でもよいでしょう。
いつまでも嫌な感情を持ち続けるのが、一番自分にとって良くないことです。
そして、「あの人がー」ではなく、ようやく自分に向き合うことができるようになると思います。
ぜひ、一度やってみてください。
ありがとうございました。