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2021年7月26日月曜日

自分を知るためのワーク

 動画で「本当の自分」と「偽りの自分」ということで、「本当の自分」って何?と思う方に、何か手がかりになったらと思いご紹介します。


「いい人に見られたい」症候群の根本橘夫さんの本を参考にしてます。

とってもよい本ですが、そういう本に限って絶版になっているようで残念です。(でも中古はあります)


自分を知るワーク


自分を知るとは、自分の主観で考えるとどこか偏ったり、勘違いしていることが結構多いです。

「こうなりたい」という願望を、自分の性格に取り入れたりということは、あると思います。

このようなことを避けるためにも、今回は、自分の周りの人間関係から自分を知るということになります。

そのために、人間関係の相関図のようなものを作ります。

また、視覚化すると今まで何となく受け止めていた過去や関係性を、改めて振り返ることができます。

これこそが、自分を知るということです。

まずは、メモ用紙でもよいですが、少し大きな紙を用意してください。

そこに、あなたの人間関係の図を作ってみます。

中心に自分を書いてください。

次に、あなたにとって重要な人物を周りに書いていきます。



また、その重要な人物の性格や、印象に残る思い出などを、書いてみてください。



次に、その人から受けた影響を、矢印などを使って表現します。


これは、深いつながりがあれば太い線にしたり、あまり関係ない人には点線にしたりしてください。

また、色を変えてみてもよいでしょう。

そして、矢印はどちらがどちらに影響を与えていたか、もしくは両方かなどを振り返るために記入します。

また、その関係性を維持するためにどんな努力をしてきたか、などを記入してください。



実際にはもっと綺麗に出来上がると思います。

これは、自分を反省させるものでもなく、誰かを責めるためでもないです。


自分を知ることが目的です。


あまり気に留めてなかった人が、意外に影響を受けていたり、その人だけから被害を受けていたと感じていたけど、実はお互いに影響を受けあっていたり、干渉している可能性があったりと、冷静に関係を眺めることができます。

また、父親との関係が、恋人との関係に似ていたり……「だからいつも喧嘩になるのか!」などがわかることも、洞察といって自分を知ることになります。

つまり、周りとの相互作用の中で、自分はどう振る舞うかを決めて、それが性格になっていったということです。

できたら、引っかかっている相手との関係を、「許せる」と思ったり、「忘れよう」と思えるまで、つまり、「仕方ない」と感じられるまでなんども作ってみるとよいかもしれません。

最後は、「もういらない!」「関わらない!」でもよいでしょう。

いつまでも嫌な感情を持ち続けるのが、一番自分にとって良くないことです。

そして、「あの人がー」ではなく、ようやく自分に向き合うことができるようになると思います。

ぜひ、一度やってみてください。

ありがとうございました。

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