私たちは、当然だと思っていることが「自分特有」の価値観であることも多くあります。
よく思うのですが、こうした自分特有の価値観を、少しづつ常識に沿って修正するのが、多くの人の生き方ではないかと思います。
でも、常識が素晴らしいということはなく、間違った認識も多くあります。
こうした間違った認識……つまり、自分を苦しめる価値観を持っていると、当然ですが「生きにくく」なります。
このような自分を苦しめる価値観を修正していくのが今回のテーマです。
その中で、今回は当たり前のように湧き出るネガティブ思考について、取り上げたいと思います。
これは、認知行動療法でいう「自動思考」と言います。
これが幼少期から使っていると、当たり前すぎて気づくことすらできないのです。
あなたには当てはまるものがないか、確認してみてください。
1.白黒思考
これはゼロか100かというような考えです。「成功しなければクズだ、ゴミだ」というような人は結構多いです。
当然ですが、成功が100で失敗は99あるとするなら、ほとんどが失敗なので、どこかで挫折をします。
2.過度の一般化
たった一回の失敗を、「いつも失敗する」というように大げさに捉えてしまう考え方です。
「あなたはいつもそうよね!」などというと、言われた方は許せなくなります。。
3.心のフィルター(サングラス)
自分の見たい部分だけ見て、見たくない部分はスルーしてしまいます。
マイナス思考の人は、マイナス部分だけ見ていることになります。
4.マイナス化思考
何事も悪く受け止めます。
5.レッテル貼り
1つの結果だけで、人間性など 全てがそうだと決めつけます。
有名人が一回の過ちを犯して、何年もそのレッテルを貼られて復帰できないようなことも多くあります。
6.結論の飛躍
決まってもないのに、最初から悲観的な結論を予測します。
a……独断的推論(勝手な思い込み)
b……先読みの誤り(間違った否定的な予測をしてしまう)
7.拡大視と過小評価
失敗を現実よりも大きく捉えたり、成功を「大したことない」と喜ばないなど。
8.感情的決めつけ
「自分が嫌いだから相手も嫌いだ」というような勝手な思い込み。
9.べき思考
根拠もないのに「しなくてはならない」「してはならない」と決めつける。
10.自己中心思考
なんでも自分に関連づけます。
ひそひそ話をしているのを見て、「自分のことを言っている」などと勝手に考えてしまいます。
いかがでしょうか。
動画でも言いましたが、このような思考はクッキーの金型のように、一度できあがると修正はしにくいです。そもそも認知の歪みに気づかない人がほとんどです。
このような情報とか第三者の冷静なアドバイスを得られる人は、幸せ者です。
だからこそ、そのチャンスを不意にせずに生かしてほしいです。