私たちにとって、「大人になる」とはまさに動画で言ったように「6つの神話」をマスターすることではないでしょうか。
1.泣いてはいけない
2.悲しみを置き換える
3.一人で悲しみに浸れ
4.つよくあれ
5.忙しくせよ
6.時間がすべてを癒す
まるで軍隊のようなルールです。
その結果、大人になって「感情がわからない」と本気で悩む人がいかにおおいことか……と言う話です。
周りにも同じような教えを受けた人ばかりなら、余計に6つの神話を磨くようなアドバイスを受けて、さらに辛くなります。
このように凍ってしまった心を解凍するには、手紙を書く、と言う方法があります。
これは、自分のために書くものです。
要素としては、このような内容が含まれていると、整理につながると言うことです。
謝罪
謝罪とは、「後悔の気持ちが込められた過失、または非礼の容認」と言うことです。
これは、生きている人でもなくなった人にでも良いのですが、相手が生きているなら、対面して謝ると自分のためにも、相手のためにもなるでしょう。
しかし、暴力などで傷つけた場合は、相手が恐れている可能性があるので、間接的に伝える方法もあります。
また、手紙を書くことで、心を整理することができます。
あくまでも人を操作するための謝罪ではなく、自分の未完の感情を整理するために行うと、自覚しておくことが重要です。
許し
許しとは諦めること、と書いてます。
つまり、自分が憤りを感じて、消耗してトラブルが続くことを、やめにするために、期待しても仕方のない人への期待を諦めると言うことです。
これは、傷つけられた記憶によって、さらに自分が傷つくことをやめにするという意味でもあります。
憤りという精神の呪縛から自由になるということです。
楽しかった思い出
ネガティブな記憶がおおい場合、なかなか楽しかった記憶など思い出せないと思います。
ただ、これも相手のためではなく、自分が情緒的に自由になるために、「そうは言っても良いこともあった」と思えるようになりたい、という意味です。
自然に「あの言葉には感謝をしている」と思えるようなことがあれば、人間性はぐんと成熟していることに気づくでしょう。
「さよなら」
手紙で重要なのは、最後にさよならを加えることです。
これは、「物理的に離れなさい」ということではなく、「過去に縛られていた自分にさよなら」という意味でもあります。
「こうなったら自分のために生きるぞ」とか「残りの人生は楽しむぞ」と思えるように、さよならを言います。
いかがでしょうか。
何度も書き直して、読み直すことが大事だと思います。
書籍にはいろんな例が書いてあるので、興味がある方は「子どもの悲しみによりそう」という書籍をどうぞ。
このように、とにかく訳もなく教え込まれた「6つの神話」について疑問を持って、自分たちなりにしっかりと分析する必要があると思います。
そして、納得できないことは「できない」で良いのです。
一回でも論破したら、きっと同じような神話は二度と言わなくなると思います。
ぜひ、手紙を書いてみてください。そして、できたら誰かに聞いてもらってください。