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2021年1月18日月曜日

本当の親孝行とは?


あなたは、親孝行をしてますか?


または、親孝行を強要されて「つらい」と感じることはありますか?


今日は自分の人生を自分で歩いていないように感じるかたへ、お送りしたいと思います。


もし、自分よりも親などを優先していると思ったかたは、当てはまると思います。


親孝行の三大原則


こちらにも、多くの悩めるかたがその出口を探していると思います。


でも、出口まで近づくと「そっちには行くな」というような声が聞こえないでしょうか?


この声の主は誰でしょうか?


きっと、あなたは分かっているはずです。


あなたを操作し自由にさせてくれない人です。


・・・親の存在ではないでしょうか。


また、今の時点で親などから直接言われているかたもいると思いますが、すでに親などが亡くなっていたり遠方に住んでいても、まだそのような声が聞こえるなら、あなたの中に内在化してしまった可能性があります。

また、親戚などが親の代わりになって、同じようなことを言ってくるかもしれません。

しかし、なぜ、ここまで親の声は、これほどまでに効き目があるのでしょうか?

それは、さっきも内在化と言いましたが、かなり長期的に、そして巧妙な洗脳によって、あなたは支配された状態になっているからだと思います。

この洗脳から、脱出したいですよね。

そのためには、まずは、あなたが「おかしい」と思っている気持ちに、自信を持つ必要があります。

そして、どんなに脅しや同情などの作戦にあっても、自分の意思を曲げないことです。

ここにたどり着くことが、どれだけ難しいか・・・なのです。

私はそんな人たちが自信を持って、前を向いていけるようにと考えています。


親孝行の三大原則はこのようなものになります。


これは、毒親カウンセラーと名乗られている、親子療法協会の影宮竜也氏の「毒親からの完全開放」という書籍から親孝行の三大原則について引用させてもらいます。


ちなみに、著者は、毒親である母親から訴えられたという経験と、その毒親と対決をして、絶縁という結果を得たことによって、カウンセリングを現在もやっているということです。

ブログをのぞいたら、現在も多くのスタッフとともに、活躍されているようです。



親孝行の三大原則


1.親孝行とは、親が喜ぶことをするのではなく子供が親を乗り越えて自立する姿を見せることである。


2.親孝行とは、自分の力で夢を叶えていく姿を見せていくこと。

親の願望を、子供が叶えなければいけない道理はない


3.親孝行とは、子供が自発的に行うもの。

強制する親にまともな親はいない


ということです。


もし、あなたが「親の願望を叶えることが大切だ」とか「親から親孝行を強制されている」なら「おかしい」と気づくチャンスです。


ただ、考えてみたら、このような人がほとんどのような気がします。


つまり、一般的な考えかたはこの三大原則の逆です。


一般的な(間違った)、親孝行の三大原則は、こうではないでしょうか?

親孝行とは、親が喜ぶことをすることである。

親孝行とは、親の願望を子供が叶えなければならない。

親孝行とは、子供が自発的に行うものだがそれがなければ親が強制するべきだ。


このような慣習が、今でも続いているように思います。


もしかすると、毒親などはこの慣習を利用して心が通じ合わない子供に、無理に恐喝をしているのかもしれません。


もし、あなたが毒親で悩んでいて、カウンセリングを受けたいなら、このような信念を持つカウンセラーが良いと思います。


信念は、気持ちや行動にあらわれるからです。

また、信念とか価値観はいくらトレーニングを積んでも、変わるものではないからです。

実際に、カウンセリングに行くと、そこには当然ですが、普通の人間が目の前に座ることになります。

そのひとの考えかたが、さっきのような間違った親孝行の三大原則であるなら、あなたの思いはきっと受けとめてもらえないでしょう。

きっと、親や親戚などと同じようなことを言って説教をしだす人も、多いと思います。

すると、あなたはさらに傷ついてしまう可能性があります。

もし、毒親に悩んでいて対決という方法を考えているなら、この著者などを調べてみてはいかがでしょうか。



自分の人生を生きるには


「自分らしく生きる」という言葉は頻繁に使われていますが、どうしてここまで生きにくい社会なのでしょうか。

ところで、あなたはこのようなことを言われたことがあるでしょうか。

例えば、

「親子であれば、分かり合えるはず」とか。


「血は水より濃いのだから、云々」とか。


「親の愛は、かけがえのないものよ」などです。


このような言葉を聞いた時、どんな気持ちがするでしょうか。

もし、混乱したり、自分の気持ちを抑えようとしたり、または、自分の価値観などを曲げようとしてしまうなら、あなたは洗脳されている可能性があります。

そして、あなたがあなたらしい選択や判断をしそうになると、この洗脳の塗り直しをされているはずです。

例えば、あなたがやりたいことをやろうとした時、大した理由もないのに反対されることはないでしょうか?

なぜ反対するかわかりますか?

それは、反対する人にとってのメリットがないからです。

もしくは、デメリットになるかも、と思って反対するのです。

つまり、自分目線でしかあなたのすることを、考えることしかできない可能性があります。

これは、親子にしても他人との関係にしても同じことですが、自分が決めたことを反対したり邪魔をする人は、「危険だと」思ったほうが良いです。

多くの場合、「あなたのことを心配して・・・」などと言いますが、本当にそうなら失敗するまでを見守るはずです。

そして失敗した時に、セーフティネットになってあげることが、本当の愛です。

やる前から、失敗すると反対するのは自分になんの得もないからです。

どうでしょうか。

だんだんと、親などの洗脳にかかっている自分が、馬鹿らしくなってきませんか?

また、先ほどの影宮氏によれば、毒親の中でも特にサイコパス型の親は「絶縁しかない」と言ってます。


サイコパス型とは・・


このような特徴があります。

このようなサイコパスは、よく言われるようにひとの痛みが全くわからないので、そのような人に期待をしても無駄だし期待されたことを逆に利用しようと思う人格なのです。

このようなサイコパスは、遺伝的なものかもしくは生まれてすぐに心に大きな傷を負っている可能性があるので、変えられないのです。

もし、このような親であれば、まずは自分の身を守らないとあなたが身を滅ぼすことになりかねません。

では、毒親からの洗脳から脱して自分の人生を歩むようになると、どのようなことが起きるでしょうか。


1.毒親の呪縛から開放される


もし、この想いに自信が持てないなら、こう自問自答してください。


親は、自分に無償の愛をくれたか?


どう考えても見当たらないなら、それは、愛ではなかったのかもしれません。


2.心の病が消える


毒親の家庭では、あなたがいかに自分を犠牲にして家族を優先してきたかに気づくことが大事です。

しかも、奴隷のようにです。

また、親が原因の問題について同情してしまい、「つよく言えない」と悩む人がいます。


このような人は、まず、「自分は自分、あなたはあなた」(ゲシュタルトの誓い)という言葉を思い出してください。

つまり、自分の問題は自分にしか解決できず、親の問題は親にしか解決できないのです。

この原点に戻ります。


3.人間関係が劇的に変わる


もし、いつも家庭の問題で悩んでいるなら、深い悲しみと怒りの感情に支配されていると思います。

そこから、飛び立つことで気持ちは軽くなり、楽しいことに目が行くようになります。

自分が楽しむことの、罪悪感が薄れるのです。


4.本当に自分の望むものに出会える


今まで、毒親の本当の姿、機能不全家族の真実に目を伏せていたのであれば、真実を見ることはショックだと思います。

でも、それを一度みてしまえば、もう目を伏せる必要も無くなります。

つまり、真実を見ないようにするエネルギーを、自分が興味のあるほうへ向けることができるようになります。



最後に・・・

先日も言いましたが、年末年始で家族が揃う時などに、家族の問題が表面化して最悪の場合、殺人事件などに発展することがあります。

ちなみに、「殺人事件の半数は家族などの中で起きる」という統計があるほど、家族内の揉め事は危険が多いのが現状です。

閉じられた空間で逃げられないのが、大きな原因だと思います。

つまり、このような最悪の事態を避けるためなら、極端な話・・他の選択肢はなんでも良いと思います。

何をするのかは自己責任ですから、自分なりに決めたら良いのですが、それについて「罪悪感を覚える必要はない」と思います。

そもそも、あなたの今までの経験や気持ちの全てを知っている人は、きっといないはずです。

だから、あなたの決めたことに、あれこれとアドバイスや文句を言える人などいないのです。

どうか、でしゃばりで無神経な人に振り回されずに、冷静に判断をしてください。

以上で、本当の親孝行とは?、を終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


文中でご紹介した毒親カウンセラーの書籍になります。



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