このブログを検索

2020年12月10日木曜日

心理操作に負けない方法


あなたは、誰かから心理的に操作されていると、感じたことはありますか? これは、明らかに嫌がらせを受けたとか、意地悪をされただけでなく、 「すごく優しい感じの人なのに、話したあとに、後味の悪い思いをした」なども含まれます。 このようなやりとりは、スタートの合図があるわけではなく、自然に始まっていきます。 そして、「このくらいなら・・・」という小さな妥協によって、相手の操作がエスカレートしていきます。 気付いたときには、後戻りできないような状態になることも多いです。 もし、あなたが心理的にカモられていると感じるなら、参考になると思います。

心理操作が生まれるプロセス

まず、あなたがカモられていると感じているなら、「なぜ、カモる人はそんなことを考えるのか?」という疑問が出てくると思います。 このあたりも含めて、どうやって、カモられていくかを、説明します。 カモるひとは、もともと自己愛の欠如などが原因で「そのままの自分は愛されない」などの劣等感を持っている場合が多いと思います。 なぜなら、そのままの自分で愛されると思っていたなら、わざわざ望んでない人を「心理操作してやろう」とは思わないはずです。 「愛情の反対は、無視だ」という言葉があるように、このような自己愛が欠如した人にとって、一番怖いのは、無視をされて孤独になることです。 それならば、「相手に愛情がないとわかっていても、そばにいて欲しい」と考えます。 そこから、間違った人間関係の土台が作られていくのです。 その土台の上で、あなたと知り合いその関係を作り上げるのです。 このような心理操作をすることで、人との関係を構築することが土台である人は、前にも言いましたが、そのままの自分では相手をとどめておけないのはわかっているので、いろんな操作をします。 大きく分けると、この三つの方法です。 一つは、 恐怖心 「好き勝手なことをしたら、不幸になる」などの言葉で、恐怖心を煽ります。 二つ目は、 義務感 何々しなければならない、何々してはならない、というように、心理的に縛ります。 そして、三つ目は、 罪悪感 自立しようとするときや自己主張などをしようとするときに、罪悪感を持ってきてそれを諦めさせます。 例えば、 「あんたのせいで、私はつらい生活を我慢して続けてきた」などです。 このような方法は、目新しいものではなく使い古されたような方法ですが、義務感の動画でも言ったように、マインドコントロールのように自動的に反応するように習慣づけられていると、なかなか自分の思う通りに行動でき無くなります。 また、このような、カモるひとの心理操作によって、カモられるひとが反論などをせずに、妥協してしまうと、カモるひとはうまくできたと思います。 そして、一度できたなら、二度でも三度でもできるはずと、さらに要求を高めようと思うのです。

ここで、心理操作のプロセスを6つあげます。 まず、一つ目は、 1.要求 これは、はっきりと金銭とか愛情などの要求を口にするだけでなく、
「もうやっていけない」とか、「死にたい」などの遠回りな要求である場合も多いです。
でも、この要求には、「あなたの意見を聞こう」とか、「あなたの気持ちを配慮しよう」とするなどの気持ちは「ない」と思ってください。 また、この要求を、最後まで変更するつもりはありません。 次に、二つ目は、 2.抵抗 これは、あなたの気持ちです。 「だからと言って、私は仕事をやめたり生活を変えることはできない」などです。
これが正直なところでしょう。
次に、三つ目は、 3.圧力 あなたの抵抗に対して、相手の反撃です。 「愛しているなら・・」とか、「家族なら・・」という言葉を使って、あなたに圧力をかけます。
どんどん、あなたが不利な状況になっていきます。 次に、四つ目は、 4.脅し ついにきましたが、「今までの要求を受け入れないなら、それなりのことを覚悟する必要がある」という強迫的な態度になります。 これは、明らかな脅しもありますが、泣き落としなども同じです。 また、最初の要求を飲んでくれたら、「金銭的に援助する」とか、「愛してあげる」などの、悲しい期待を持たせる場合もあります。 次に、五つ目は、 5.屈服 あなたの抵抗は、圧力と脅しによって、ついに屈服することになります。 それは、相手の要求を飲むということです。 次に、六つ目は、 6.繰り返し 相手の要求を飲んだことで、「平和がやってくる」と、あなたは一安心します。 でも、カモるひとは、そんなことで満足はしません。 この人は、「圧力や脅しで屈服するのだ」とさらに自信を深めて、新たな要求を繰り返します。 いかがでしょうか。


この経験によって、カモるひとは、いかに圧力や脅しが大切かを学びカモられるひとは、自分が折れることで、うまくいくと学ぶのです。 つまり、これはこのような役割や関係性が「強化した」と言う証拠です。 ただ、このような経験をすると、「二度と心理操作などされたくないので、誰とも付き合いたくない」と思う人も多いと思います。 このような人は、ぜひ、相手が健全な心理操作をする人か、不健全な心理操作をする人か、区別をする目を養うといいと思います。
その違いは・・・ 「あなたの希望や幸せを犠牲にしていても、その要求を繰り返す人かどうか」です。 もし、あなたの人生などに土足で入ってきてあなたの邪魔をするようなら、それは明らかにカモるひとです。 それは、境界線があるかどうかとも、考えられます。 よく、一度浮気をしたからと言って、一生旦那さんを責め続ける人などは、不健全な人です。 逆に、結婚を続けるなら、二度と浮気はしないで、などとルールを決める人などは、健全な人です。 この違いに気づいて、人間というまとまりで判断せずに、一人一人を分けて観察するようにします。 この見極め方として、あなたを心理操作したい人は、このような特徴があります。 1.あなたを支配しようとする 2.あなたの抗議や抵抗を無視する 3.自分はあなたよりも、まさっていると主張する 4.自分の責任を、全く受け止めない このような人は、あなたを心理操作する目的で接している可能性が高いです。 そして、このような人を理解しようとすると、余計に深みにはまるだけです。 それくらい、カモるひと自身も、マインドコントロールされたような状態なのです。 また、限度もなくなり、時間的な制限もなくなるので、いつまでも続けてしまいます。 このような人は、自分を正当化し、抵抗するあなたを病人扱いすることもあります、 また、それでも要求を聞かなければ、親戚などを応援に連れてきて、従わせようとします。 また、近所の娘さんは、すごくよくやっている、などと比較をして、さらに追い詰めます。 このように、カモるひとは、生育歴などの問題は、かなりあっただろうと思います。 でも、それさえも忘れさせるほどに、人生に勝ち負けだけを取り入れ、それに勝つためなら、誰でも利用してやろうというような、怪物になってしまったのかもしれません。 このような人を変えようとなどは、思わない方が良いです。 後半で、対処法などをお伝えしますが、それは相手を変えるためのものではありません。 あなたが相手の要求を聞かないことで、相手がこの手法を諦めるためのものです。

また、このような心理操作によって、私たちは、どうなっていくでしょう。 もちろん、精神的、経済的に搾取されることもあるでしょう。 中でも、最も重要なのは、人の持つ価値観とか純粋性などの人間の土台にあるものが、不安定になっていくことです。 これは、とても大切なことなのです。 今、自分に価値がないとか、正直にいきても損ばかりする、などと思っているなら、土台のところが不安定になっている可能性があります。 ぜひ、このような言葉を、繰り返し自分の中で、自問自答してください。
1.自分の思ったことは、自分で主張する 2.私は自分を守る必要があるときは、対決する覚悟がある これは、対決することを勧めるのではなく、自分を守る覚悟を決めることが重要です。 3.私の価値観は、自分で作る 4.私は純粋性を守る 5.私は真実を見て、真実を話す これは、相手がいかに卑怯な手を使っても、それに流されないと言う意味です。 このような、心理操作をする人たちとやりあっていると、ついつい大事なものを犠牲にしてしまうことがあります。 特に、自分の中の純粋性などは、絶対に失いたくないものです。

心理操作に負けない方法

今までは、「カモるひとが、どんなにいろんな手法を使ってあなたをカモろうとしているか」などをお伝えしました。 このような人に、どう対応したら良いか、全てを拒否すれば良いのか、と言う疑問も生まれると思います。 先ほど、プロセスの中で、屈服と言いましたが、屈服の全てが悪いわけではありません。 例えば、あなたにとって無理のない範囲で、やれるような要求なら、やってあげても良いでしょう。 このような屈服を、意識的な屈服とします。 それに対して、カモるひとの言うことなら、なんでもするのは、自動的な屈服です。 これをすると、カモるひとにとっては、とても都合の良い相手に、なってしまいます。 つまり、屈服するのもしないのも、自分で決めることが大事で、それを相手に決められるような立場に、ならないようにすることが大事なのです。 ぜひ、相手の言葉や要求を、静かに検討するようにしてください。 そして、カモられるひとから、卒業するにはどうしたら良いでしょうか? 相手のコントロールを、止めないといけません。 それならば、このような人のコントロールをとめるには、どうやって対応したら良いのか? 変ないいかたになりますが、 もっと、あなたも適当に接したら良いと思います。 不誠実な人に誠実に対応したから、相手は図に乗ったのです。 だから、こちらも本音で接するというより、不誠実な人に対応すると思ったら良いと思います。 でも、絶対にしてはいけないのが、相手の要求を飲むというプロセスを、繰り返すことです。 つまり、言葉ではどんな優しいことを言っても、実際には相手にしてないということです。 「自分がこう悩んでいる」とか、「私はこういう人間だから、もうやめてほしい」などと、お願いするなどは、絶対にしないこと。です。
適当にあしらうけど、無理な要求には絶対に従わない、ということです。 楽しい時間を過ごすけど、相手が要求を出してきたら、「もう時間だから帰るね」などと言って退散するとか・・・ 練習をして、要求されたらすぐに、「できない」「無理」などとすぐにノーを言うとかです。 例えるなら、営業マンのしつこい営業を断るイメージです。 こんな人相手に、怒るのも面倒なので、適当にあしらって、「バイバイ」と言う感じです。 こうすることで、カモるひとは、今までうまく言ってきた心理操作が、全く通用しないとわかります。 しばらくは、しつこく同じ方法で、やってくると思いますが、こうなればゲームのように楽しむくらいの気持ちで、相手をしましょう。 ルールは簡単です。 あなたは、相手の無茶な要求に、従わない。 今までと、反対の流れを作るだけです。 そのためには、できるだけこちらが距離を取りながら、流されないように気をつけるだけです。 あまり深刻になると、相手の好きなパターンになりますから、なるべく明るく、軽い感じで進めると良いです。 つまり、こいつにはもうこのやり方は、通用しないな、と思わせることが、ゴールなのです。 カモるひとは、要求、抵抗、圧力、脅し、屈服、繰り返しのパターンで、あなたから大切な時間、金銭、労働、気持ちなどを搾取する方法を、使ってきました。 あなたが妥協するたびに、相手は心の中で、笑っていたかもしれません。 このような人を自分と同じように考えたり、変えられると考えるのは、すごく危険です。 まずは、自分を守ろう、自分の権利を守ろうとするところから、始めます。 そうしないと、本当に生涯にわたって、エンドレスになってしまいます。

最後に

色々言ってきましたが、まず、あなたが心理的に操作されている、と感じる相手の、言動を冷静にチェックすることから始めてください。 要求、抵抗、圧力、脅し、屈服、繰り返しのパターンの、どこにいるのか?などです。 このように、カモるひとは、仕事とか日常生活が、例えあまり上手くなくても、このパターンに関しては、かなりの熟練者であることが、わかるかもしれません。 例えば、スマホも使えないような高齢者でも、このパターンでは、すごく生き生きハツラツとして、思考が回っていることを確認できるかもしれません。 それだけ、自分の歴史の中では大切な武器であり、今までずっと成功してきたことなのでしょう。 でも、それはカモられるひとの、犠牲の上に建てた砂の城だったのです。 このような得意としていることに、対抗するのは非常に難しいですが、対抗している感じを出さずに、要求に応じないと言うような方法が一番効果があるように感じます。 ぜひ、カモるひとを、冷静に観察することから始めてください。 ありがとうございました。 ・・・動画もどうぞ!

【動画内でご紹介した動画や関連動画】 嫌いな人を避ける方法
人生がおかしくなった理由


人を見る目で人生が変わる【本性を見抜くための大切なポイント】
※自動音声になります。苦手な方はご遠慮ください。

今日のオススメ

「恋に落ちる」と「本当の愛」の違い

 愛すること、生きること M・スコット・ペック 愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培うために、自己を広げようとする意志である。 これが、著者の定義です。 さらに具体的に、愛について説明があります。 1.行動は、目指していると思われる目標や目的によって定義される。 これは、...