怒りって、意外に自覚がないかもと思ってます。
多くの方が、「怒らされているから仕方ない」とどちらかというと「受動的に」思っているように、最近感じます。
でも、怒りは自分の不安とか心の傷や恐れなどから、身を守るために作っていることも多いのです。
ゲーリー・スモーリーは、これを一次的感情と二次的感情で説明しました。
この図のように、怒りは一次的感情を覆うような形で、コーティングしていると思ってください。
つまり、不安な自分、恐れている自分はあまりにも弱々しいから、怒りという強いイメージでそれを見えなくさせている感じです。
だから、怒りが湧いた時には、「これは二次的感情だ」と気づくのが大事です。
そして、一次的感情について考えてみると良いです。
つまり、怒りが出てきたら、「私は何が不安なんだろう?」と自問自答するのです。
今までは、自分の中にある不安などの感情を、自分で処理できないので、周りの人に怒りとしてぶつけていたということです。
確かに、ずっと怒っている人は結構いますが、周りに怒りをぶつけてストレス発散をしてるようにしか見えません。。
怒りっぽい人は、これに気づくだけでも、人間関係のトラブルは減ると思います。
また、日頃から自分の怒りについて、積極的に管理することを、お勧めします。
私は、生ごみを入れる蓋つきのバケツをイメージしてます。
このゴミが怒りの感情だとします。
これを溜めてしまう人は、結構います。
そして、ついにはどこかでゴミが飛び出すのですが、これが厄介なのです。
つまり、ゴミの日を守って小出しにしていれば、なんの問題もないということです。
どんなことに注意して、管理をしたら良いでしょうか?
ゲーリー・スモーリーによると・・・
1.ささいなことで簡単に傷ついたり、苛立ったり、不満を覚えてたりしてないか?(と振り返ってみる)2.苛立ったり不満を覚えたりすることは、めったにないか、時々あるか、ほぼ毎日か?(回数などで分析してみる)3.現在、人間関係に憤りを覚えていないか?今までに関係を絶った人はいないか?(自分の傾向を知ることができる)4.最後に怒りを爆発させたり、怒りで誰かと関係を絶ったりしたのはいつか?引き金になったのは何か?今同じ状況に直面したら、どう対処しようと思っているか?(客観視します)5.関係を修復すべき人、自分が怒っている相手、自分を怒っている人を挙げてみよう。(類は友を呼ぶではないけど、怒りは怒った人を呼ぶかも)
ということです。
よく考えてみたら、「怒りによって関係が終わった」という話は、多いものです。
つまり、最初は我慢して我慢して、最後には切れて関係が終わる。
全く良いとこなしといった感じです。
それならば、怒りは早めに小出しにして、それを嫌がったりする人は「どうぞお帰りください」の姿勢で良いように思います。
あなたは、怒りを溜め込んでいませんか?