先日、見捨てられのPTSDに関しての記事を書きました。
そこで、ふと思ったのが「見捨てる方ってどんな気持ちなの?」ということでした。
先日、ツイッターにこのようなコメントをいただきました。
産まれて直ぐ父方の祖母に育てられました。
幼少期、母より引き離されたと涙ながらに聞かされましたが、2度と私には向き合う事は有りませんでした
4歳違いの弟は母に育てられ、私は祖母に育てられました。
母は私を捨てたと思いました。
このように、見捨てられた方は、その体験をずっと持ち続けますが、見捨てた方ってずっとそのことについて向き合わないか、知らないふりをして生きている人が多いように感じます。
「覚えがないのだから、謝る必要なし」と言う感じでしょうか・・。
だから、見捨てられた方がいつまでもこの問題に向き合えないという状態になっているように思います。
はっきり言ってしまうと、「見捨てた件については、もう認める気はないし、そんなことさっさと忘れて欲しい」と思っているんですね。
しかも、多くの場合はそんなことをしておきながら、その件は置いておいて何もなかったことのように関係性を継続しようとしている。
・・・あなたが経験したかどうかは別として、ひどいと思いませんか?
通常の人間関係では通用しないことを、「家族だから」「子供だから」と、堂々と推し進めていると言う感じがします。
つまり、このような人は、相手を軽視しているのです。
毒親に子供が介護をしない方がいい理由を解説【召使にされます】 - 介護士働き方コム https://t.co/xFZtuzxmvi @tantan4423より
— ダイジョウ部 (@tomtom43293008) December 25, 2020
前に、動画で紹介した介護士のたんたんさんHPという方が、「毒親は介護しない方が良い」というブログを書かれていて、面白いと思ったのですが、その中にこのような記述がありました。
介護施設に入所している利用者の中で、自分の子どもは介護ロボットと思って、扱っている人は、少なくない。
例えば、
・何かあれば呼び出す。
・召使をさせる。
・面倒臭い事は全部投げる。
・不機嫌や怒りで支配しようとする。
・依存的である。
そういうのを見るたびに、そんな親だから施設に入れられる、というのは感じる。
また、このようにも書かれていました。
自己責任感がない人が、子供に老後を任せた、とか言って、押し付けてくるあたりが、非常に悪質だと思っています。
つまり、こういうことです。
自己責任感がない人が、子供に老後を任せた、とか言って、押し付けてくるあたりが、非常に悪質だと思っています。
つまり、見捨てる人・・見捨てて平気な人は、自己責任感がない人、と言うことではないでしょうか(大事なので太線!)。
本来なら、過去に見捨てたのだから、そのあと自分が孤独になったり、その人から追い詰められても仕方がない、と思えない、それを受け止める覚悟がないと言うことです。
そこが、全ての問題の行き着く先ではないでしょうか。
この現実を見てない人は多いです。
つまり、ACなどの特徴である「幻想・妄想・ファンタジーの世界」から、戻ってこれないのです。
「理想化」とも言います。
また、このような話をすると、反発したくなるのは「抵抗」です。
どうしてここまで頑なになるのでしょうか?
それは、毒親などの思い、要望、期待があなたに「内面化(自分のものにしてしまうこと)」してしまっているからです。
つまり、あなたの心の中を、リモートでコントロールしているようなものです。
例えば、父親などが、ゴマスリのように母親を崇めるような対応をしていたりすると、子供もそれを真に受けたりします。
また、母親などが父親などを敵にして、「私たちは仲間」などと言われると、それを信じてしまうこともあるでしょう。
でも、そんなまやかしでも子供の目には真実のように映ったかもしれません。
いいえ、子供は真実を見る目はあります。
ただ、現実が辛すぎると、わかっていても「幻想・妄想・ファンタジーの世界」へ逃げ込んでしまいます。
それくらい心の傷が痛むのです。
いかがでしょうか。
こうして聞くと、見捨てられたことの事実、また、今までの対応に対する理解、また、今後どうなっていくかがうっすらと見える感じがします。
では、どうしたら良いのでしょうか?
まず、目を覚ますべきです。
真実を見るべきです。
あなたは誰からも操作されてはいけない。
それは、人間として当たり前のこと。
自分を持とう。
そうすれば自信がついてくる。
それは、悪いことではない。
これは、自分を取り戻す最後のチャンスかもしれない。
いかがでしょうか。
おかしいことをそのまま継続されて困ったのは、あなたです。
そんなことを、あなたまでも同じことをする必要はないと思います。
↓こちらの本には、見捨てられからの回復のためのステップが、とても詳しく書いてあります。