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2021年2月2日火曜日

人生を変える5つのステップ



あなたは人生を変えてしまいたいほど、困っていますか?


今日は、このように人生に行き詰まりを感じているかたに、勇気を持ってもらえるような内容にしたいと思います。


孤独についての再考


先日、孤独を味方にする方法、という動画をアップしたところ 質問などがあったので、それに答えつつ人生を変えていく方法をお伝えしたいと思います。



頂いたコメントでは「孤独だけど寂しい」といったものとか、「孤独の先には良いことが待ってますか?」などがありました。


この両者とも、本質的には孤独でないのかもしれません。


孤独とひとりの違いについて、ちょっと説明が不足していたかもしれないので、ここでお伝えします。


これは、クラーク・ムスターカスという、心理学者の言葉です。


安全を確保し確固たる地位を築いてきたことが、日々の生活を化石のようにあじけないものにしたと気づいた時人は強い不安に襲われる。

しかしこの時、ひとり座し生きることの本質に想いを巡らせ、生き損なった空しさをかみしめようとする者は自分自身と対決する。


そうして初めて、人は人生の新しい意味と方向性を考える上で、何が本当に大切なのかを、理解していくのである。


また、このようにも言ってます。


ひとりでいると、私たちは必要な休息を得られる。

一方、孤独でいると、私たちはギリギリの状態に追い詰められる。

ひとりの時は、私たちの体験に展開と継続性がもたらされる。

一方、孤独な時は、全体的革新的な変化を私たちにもたらしてくれる。


ひとりの時間は人の中に帰っていく道を開いてくれるが、孤独の時間は自分に帰っていく道を開いてくれる。


ということです。


つまり、ひとりの時間は、「今度あの人に連絡しよう」などと思いを巡らすこともあるけど、孤独な時間はもっと自分の内面に深く入っていくという違いです。


後者が、実存的孤独と言います。


この、孤独とひとりの違いを、理解しておくと良いかもしれません。


ひとりが居心地が悪いなら、それは孤独な状態ではないと言えるでしょう。


そして、人生を変えるには、本当の意味で孤独を受け入れることが、条件のように思います。


人生を変える5つのステップ


つまり、タイトルの人生が変わるというのは、人生のがけっぷちまでいって、もしくは谷ぞこまで落ちるくらいを経験しないと、人生を変えようとは人は思わないものです。

もし、あなたが人生に行き詰まりを感じるなら、まさにそんな状態ではないでしょうか。

「全てを生き直してリセットしないときっと意味がない」というような感じです。

では、人生を変える5つのステップをご紹介します。


こちらは、諸富祥彦氏の書籍を参考にしました。記事下にリンクを貼ってます。



まず、一つ目は、


1.自分の人生のパターンに気づくこと


あなたは、きっと人生のはじめの段階でつまづいたはずです。

それを、近親者から助けてもらうことなく、なんとなく傷を持ったまま生きてきたのでしょう。

それならば、つまづくというパターン改善しないまま、生きてきた可能性があります。

例えば、以前に、愛着障害という記事を出しましたが、あなたも幼児期の愛情が不足しているなら、きっとこの二つのタイプのどちらかではないでしょうか。



一つは、人を避けるタイプ

これは、愛を避ける、親密さを避ける、物事の決定を避ける、ような性格傾向です。

つまり、人などを避けることで、自分を守っていきてきた人です。


もう一つは、しがみつくタイプです。

明らかに騙すタイプの人を、信じてしまったりします。

相手にはこちらに気持ちがないのに、しつこくしてしまったりするタイプです。


つまり、しがみつくことで、自分が生きていこうとしてきたタイプです。



あなたは、どちらでしょうか?


どちらも当てはまる、というかたもいるでしょう。


まずは、自分がどんな生きかたをしてきたか、振り返ることは、自分を知る上で、すごく大切です。




そして、次に、


2.1の生きかたは、あなたにどんなメリットがあるのか?を考えることです。


例えば、避けるタイプなら、そのことで騙されないというメリットがあるなどです。


また、しがみつくタイプなら、恋愛の数が多いので寂しくない、とか、ドキドキワクワクを味わえるなどです。


これは重要で、私たちは無意識でも、何かメリットがあるから、その生きかたを自分で選んでいる、ということに気づくことは、これから自分で人生を変えるに当たって、非常に大切なことなのです。


それができないと、「誰かに人生を変えてもらいたい」という期待から、いつまでも離れられなくなります。


そして、次は、


3.「自分で自分を愛する」という宣言をする、です。


誰かから愛されたいと願うとき、二つの意味があると思ってます。


一つは、「信頼する存在が欲しい」(自分以外にも)と願うときです。


また、もう一つは、「自分を信頼できないから代わりに信頼できる人が欲しい」と願うときです。


これは、大きな違いです。


後者が当てはまるなら、まずは自分を愛することができなければ、他者に愛してもらおうとしてもきっと徒労に終わると思います。


まずは、「自分を愛する」と、何度も発声をしたり 紙に書いたりして自分の内部に染み込ませます。


次に、


4.心の安全基地を持続的に体験する、です。


安全基地とは、「パートナーがいればそれでOK!」ということではありません。


その人が、「自分を裏切ることがないと思えるか?」どうかです。


「あなたを見捨てる可能性を感じるか、感じないか?」です。


これは、異性だけでなく友達でも良いです。


信じられない人と一緒にいるのは、孤独でもなくひとりでもない状態です。


それは、偽りの関係性です。


最後に、


5.自分で自分の人生のストーリーを書き換える、です。


今までは、「愛されなかったから、今でも愛が怖い」などから、


「これからは、信じられそうな人が目の前に現れたら、傷つく覚悟で私から声をかけてみる」などと、ストーリーを先に作っておくのです。


そうすると、実際に似たようなことが起きた時に、すぐにあなたは行動することができるでしょう。

残念なことに、何年も待つことになれば、さらに機動力はついてくるはずです。


まとめ


孤独とは、嫌なものでもなく、キラキラしたものでもなく、当然のことだと受け入れて初めて、私たちはひとりの個別な存在になれるのかもしれません。


それまでは、誰かの保護のもとであったり、また保護がなくても精神的に依存した状態であれば、その人の人生を歩んでいる可能性も高く、自分の人生を歩んでこなかったことで、ある地点で、人生の行き詰まりを感じたのかもしれません。


それは、人生につまづいたとか間違えたのではなく、正しくは、やっと自分の人生を歩みだそうとしているということなのではないでしょうか。


人生を変える5つのステップ


1.自分の人生のパターンに気づくこと

2.1の生きかたは、あなたにどんなメリットがあるのか?を考えること

3.自分で自分を愛する、という宣言をする

4.心の安全基地を持続的に体験する

5.自分で自分の人生のストーリーを書き換える


あなたが守り続けた人生のパターンやストーリーは、誰から与えられたのでしょうか?


それがあなたを苦しめるなら、もう捨て去ってしまいましょう。


そうしないと、掃除とおなじで、新しい人生が入ってこれないようです。


いかがでしょうか。



哲学者のパウルティリッヒは、「生きることは、選ぶことである」と言ってます。


これは、無意識であるにしても、今までの人生はいろんな選択肢があるものを、一つ一つ、選んできた結果ということです。


例えば、あなたは就職先を探す時、どんな選択肢の中から探し出したのでしょうか。

それも選択してきたということです。


このように無意識でやっている選択に、まずは自分で気づくことで自分の人生のパターンに気づくことができると思います。


AC(アダルトチルドレン)などは、機能不全家族などの中で、何が正しいのかわからぬまま、ここまでいろんな選択をしてここまで生きてきました。


まずは、なんの指標もないままでここまで生きてこられたことに、自分を褒めたたえることです。


そして、「もう過去の古いルールで生きなくても良い」と自分に言ってあげてください。


これからは、今の自分が良いと思うことを選択していくのです。


それは、まさに自分の人生のためにです。


以上で、人生を変える5つのステップを終わります。


ありがとうございました。


👉動画になります


👉参考書籍です


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