先日、「集中できない理由」という動画で、なかなかやろうとしていることに手をつけられない場合に、「最初の一歩はとても短い時間から始める」という内容をお伝えしました。
例えば、勉強なら一日5分から始めるとか・・
この5分が役に立つのかが問題なのではなく、「習慣づけ」が大事だということなんです。
また、次の日は、10分にしてみるなど、ほんの少しだけ増やすのも重要。
で、それが1年後になると・・?ここが目的なのです。
このような工夫ができるのは、人間しかいないと思う。
また、人間の中でも、これが習慣づけられるのは、ほんの数パーセントの人しかいないと感じる。
世の中で成功している人などを見ると、このような時間を味方にした人が、結構いるように感じる。
特に何もないところから、スタートした人。
どうして、このような人が、良い効果が出るのかというと、普通の人は「すぐに効果が出て」「楽にやれること」が好きだから。
だから、すぐに効果が出ない方法は、本能的に選択しないはず。
ということは、ここにチャンスが埋まっているのだ。
私たちが大きな結果を残すには、それなりの「資金」とか「勇気」とか、「人脈」などが必要だと感じる。
でも、さっきも言ったように、なぜそう感じるのかというと、「すぐに効果が出て」「楽にやれること」を探しているから。
もし、自分のやりたいことが、1年後とか3年後で考えているなら、すぐに結果が出る方法を、みんなと同じようにやらなくても良いということになる。
その継続は、最初は「楽」ではないけど、きっと1年後とか3年後まで続けば、それは「楽」なことになっているはず。
これは、メンタルの病などにかかっている人にも言えることで、多くの人は、病の程度が強いとなおりにくいと思っています。
でも実は、病の程度が重い人は、「もうやるしかない」的な覚悟を見せて、全力で這い上がってくることが実際には多いものです。
スコット・ペックは、「心理的に重篤である人が、快方へ向かうのは絶望的なことではない」と言います。
死ぬか生きるとかと言ったところで、決断するわけです。
そして、軽い人に限って、「私は病ではない」などの抵抗が非常に強く、一生そのままで終わる人が多いと。
軽く悪いまま一生か、重く悪い状態からの回復か。あなたはどちらが良い?
これは、時間を味方にするというか、「今の状態を変える努力をしたくない、という病」とも言えます。
つまり、自分がすでに重症だと感じているなら、「よくぞここまで到達した」と喜んでも良いかも。
なぜなら、ここまで来なければ、人間はどうしても変化を避けようと「抵抗する」生き物ですから。