こちらの動画のコメントに
ズルい人を、顔で見分ける方法はありますか?
という質問をもらったので、考えてみようと思います。
といよりも・・その質問の意味って何だろう?と考えています。
- ズルい人を見分ける目が欲しい?
- 相手の性格を知るよりも、見た目で判断したい?
- 目印があるはず?
こんな思いから、このような質問をくれたのでしょうか。
こちらは、かなり昔の動画ですが、ここでいう「ズルい人」は、策略的な支配者とか、搾取をしたい人とか、手段のためなら何でもする、というような人を指していたと思います。
また、それに対する弱い人は、それに屈してしまう人です。
つまり、悪徳支配者と奴隷のような関係です。
同じ場所にいながらも、立場は大きく違う。
でも、同じ場所にいることから、立場は違えども、満たし合っている部分もあるということです。
嫌だったら、すぐに離れようとしますからね。。
私のメッセージとしては、このような悪徳支配者に屈してもいけないし、狙われてもダメだ。
ということと・・
これから、弱い人もズルい人になる可能性もある(子育てなどで)ので、気をつけてということだったと思います。
つまり、どっちも同じ場所にいることは確かなのです。
同じ場所にいるということは、仕方なくではあっても「必要性」がある、ということです。
- その人以外にいないから
- 世話になっている部分もある
このような必要性があるので、抜け出せない状態だと思います。
そして、本題の「顔でズルい人を見分ける」というのは、ある意味便利ですが、ある意味勿体無いような気がします。
例えば、極悪人の顔をしている人でも、心があったかい人もいるし、その逆も然りです。
このような目印のようなもので、何かや誰かを判断するのは、人の表面を重視して、内面を見ないという、世間一般の好む方法であるとは思います。
ただ、その表面的なものは、先ほどいったように事実でない場合もあって、自分の中でも、経験による実感とか、確実性が生まれにくいと思います。
よく、人種とか性別とか生まれとかで判断されるじゃないですか。
それってすごく嫌なのに、自分もしてしまうような感覚です。
もちろん、ズルい人を顔で見分ける方法、というタイトルは、一般受けはしそうです。
有名な心理家さんなら、すぐにテーマにしそうだと思います。
ただ、私はこのような理由で、表面的なもので判断する、または、誰かの決めた基準によって、誰かや何かを判断しようとする姿勢は、あまり賛成できません。
私が求めているのは、自立、独立です。
それは、自分で考えて、自分の責任のもとで、発言、行動すること。
そこには、世間から見放されたような人と、友達になることもあると思います。
だからこそ、自分で決めた人を見る目を養っていくのが大切であると考えます。
顔の配置ではない、ということです。。
また、弱い人に伝えたいことは・・・
強いと思う人に屈服するのは、なかなか立ち直れない人の特徴です。
もちろん、それに伴う利益もあるからやっていると思います。
ただ、屈服による副作用は、結構大きいと私は感じています。
それは、「虚無感」とか「無力感」また、「自分では何もできない」という非独立性です。
このような心境になるように、悪徳支配者は操縦しているのだと思います。
まずは、それに気づくこと。
そして、たとえ弱々しくても、人に屈服しないこと。
これは、たんに反発すれば良いというものではなく、自分でやる、という意識です。
先日、「過去を清算する方法」という動画で、このようなことを言いました。
嫌な人から離れられないと思うのは、実は自分から接着剤を使っている、ということです。
好きとか嫌いとか、義務とか怒りなどの接着剤が「自分」にあることが理由なのです。
そうでないなら、自分の中で気分の悪い思いを、何度も反復する理由がないからです。
ということで、どんな人かを顔で見分けたい、その方法が知りたい、という質問は・・
自分からすごく離れたところで問題を把握したり、対応しようとしている感じがします。
それは、自分の問題は「相手からのみ」からもたらされるもの、という気持ちがあるように思います。
よかったら、自分の価値判断を知り、そしてそれに自信を持てるようになることを願っています。
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