
今日は、人生のコースを選び直すための方法。をお送りします。
では、始めましょう。
あなたは、人生の途中で、苦しくて立ち止まり、新たな解決策や生き方を探しているにも関わらず、うまくいっていないのでしょうか?
その理由は、きっと「まだその事実を認められないから」なのです。
「その事実って何?」というと、自分が本当は手に入れられなかったもの、もしくは喪失したものです。
その喪失をしたということを、認められないことが、私たちが先に行くことを止めているのだと思います。
その、喪失したものとは、いったい何でしょうか?
もちろん、人によって違うでしょう。
でも、共通しているのは、それは人間にとって「とても大事なこと」のはずです。
大事なことだけに、それが満たされていない自分を、認めることが、すごく難しいのです。
そして、その喪失感を埋めるための「人」や「すること」を、探す人生が始まります。
私たち自身や私たちの周囲を見渡しても、ほとんどの人が日々やっていることは、このように喪失を埋めるための作業です。
これは、自分の短所を補うという、昔からの日本の教えからも理解できると思います。
喪失していると思われないための、「人並みの環境づくり」とか。人間関係とは何か、と考えて埋めていくのです。
ほとんどのことが、喪失という土台の上に、日々の生活が行われています。
そうすることが、普通に生きる、生活する、ということになっていると思います。
マイナスをゼロにするための作業なのです。
でも、残念なことに、喪失感を埋めるために、別のもの、他の人で埋めても、本当の意味で「虚しさ」は消えません。
それを一番理解しているのは、私たちの「心」ではないでしょうか。
だから、うまくいかないと感じるように思います。
今回の動画では、今まで認められなかった「喪失」を否認せずに、受け止められるキッカケになればいいな、と思っています。
それが、タイトルである、人生のコースを選び直すための方法、ということになります。
では、これから人生のコースを選び直すために、色々と詳しく考えていきましょう。
あなたの中の「否認」を探す
最初のテーマは、
・あなたの中の「否認」を探す。です。
では、最初に、あなたの中の「否認」を探してみましょう。
この「否認」こそが、「この道であっているはず」とか「きっと誰かが、助けに来てくれるはず」につながって、今の状況にあなたを縛り付けているのです。
きっとあなたは、間違っていたことを、否認しているのです。
では、あなたが「否認」していることは、何でしょうか?
では、「否認」を見つけるワークをこれからしてみましょう。
では、始めます。
あなたが仲良くしたい人を、思い浮かべてみてください。
その人と仲良くなるために、あなたは自分の何もかもを話そうと思ったとします。
でも、何もかも話そうとする中で、「これだけは、言えない」と思った内容は何でしょうか?
恥ずかしい部分でしょうか?過去の失敗でしょうか?体の特徴でしょうか?
それが、あなたの中に、長いあいだ住み続けていて、あなたを縛り付けている「否認」の正体です。
ちょっと考えてみてください。
ただ、今回のワークだけでは、はっきりしないかもしれないので、日を空けて、何度かやってみてください。
気が付いた時に、自分の「否認」をメモしておくと、あとで気づきがあるかもしれません。
もう一度聞きます。
あなたが、大切な人に「これだけは、言えない」と思ったことは何でしょうか?
では、次は、ちょっとあなたの過去を思い出してみましょう。
あなたが使えなかったかもしれない「権利のカード」
次は、
・あなたが使えなかったかもしれない「権利のカード」。です。
権利のカードとは、これから伝えることを、やってもらったとしても、子供は、お礼を言わなくてもいいのです。
また、恩を感じることもないし、お返しをする必要もないのです。
子育てとは、最低限「権利のカード」の権利を、惜しみなく与えるということなのです。
そして、子供はこの「権利のカード」を堂々と請求して良いのです。
もし、それが正常に行われていなければ、不健康な心身になってしまいます。
子供は以下のような権利のカードを持って、生まれてくるのです。
あなたは、ちゃんと使えたでしょうか?
これから、「権利のカード」4つをご紹介します。
4つの「権利のカード」
1.誰かの期待通りの存在だからではなく、ただ、ありのままの自分として大切にされる
です。
2.親の喪失を埋め合わせるための存在ではなく、その子自身として慈しんで育てられる
です。
3.一貫性と安全と、暖かさと、理解を与えられ、無条件に愛される
です。
4.ひどく傷つくような状況から守られる
です。
いかがでしょうか?
このような「権利のカード」が使えない場合、子供でも「何か、おかしい」と気づくはずです。
そこで、第一の人生のコースを間違えてしまった可能性はあります。
でも、間違えたからと言って、悪いわけではありません。自分を責めないようにしてください。
ここで、「権利のカード」は、いらないと開き直ったり、何か少しでももらうために迎合などをすると、人生の迷い道に入り込んでしまうかもしれません。
だから、そのまま「私は権利のカードを使えなかったな」とか、「私は権利のカードがあることすら知らなかったな」と思えばいいのです。
ここでは、気づくことが大事です。
人生のコースを軌道修正するには?
次は、
・人生のコースを軌道修正するには?についてお伝えします。
あなたは、先ほど話した権利のカードを堂々と使ってこれましたか?
それとも、権利のカードを使えずに、人生のコースを間違えて、苦しんでいるのでしょうか?
権利のカードを使えなかったあなたは、きっとじゅうぶんに「愛されなかった」のではないでしょうか?
もし、あなたが愛されていなかった場合、これは、相手が愛する能力がない場合も当然含まれます。
では、愛されなかった人はどんなことになっているのか考えてみましょう。
自分を愛してくれない人から、愛されようとするには、愛してくれない人の基準に合わせていくことが必要になります。
そして、自分の感情を切り捨て、相手に迎合することで、その人とつながるようになります。
それはいつまで続くのでしょうか?
残念ながら、迎合する自分自身が、その痛みに耐えられなくなるまで、です。
もし、あなたの心が痛いと思っているなら、それは、自分を切り捨てた痛みではないでしょうか?
愛してくれない人から愛されるための痛みをどうやって癒すのか?
次は
・愛してくれない人から愛されるための痛みをどうやって癒すのか?です。
では、愛してくれない人から愛されるための痛みをどうやって癒すのか?を、考えてみたいと思います。
多くの人は、一時的な痛みを解消する方法を見つけます。
アルコールだったり、別の人間関係、飲食、嗜好品など。仕事に夢中になる場合もあるでしょう。
大抵の場合は、1つだけでなく、複数に依存していきます。
そして、二重に自分を苦しめることになるのです。
そして今、あなたは無意識で、こう考えています。
「どこから、こんな間違いのコースを進むことになったのだろう?」
そうなのです。
愛してくれない人から、愛されようと思ったことも・・・。
愛してくれない人から愛されるための迎合も・・・。
相手に合わせるために、感情を切り捨てたことによる痛みも・・・。
その痛みを癒すための一時的な防衛手段も・・・。
すべてが、あなたは人生の最初の方で、大きな喪失を味わった結果、その解決法を間違えて選んでしまったのです。
そして、今だに間違ったコースを、歩んでいるから、苦しんでいるのです。
まずは、そのまちがったコースを、進んでいたことに気付くことです。
そして、人生のコースを思い切って選び直すこと!です。
これは、何歳でも遅くはありません。
そのためには、自分が喪失したものを、この太陽の下で、しっかりと見つめることなのです。
喪失をした、あなたの大切な、人なのか人たちなのか、役割なのか、グループなのか、組織なのかを、しっかりと目をそらさずに、見つめること。です。
そして、何度も声に出して言いましょう。
どう声を出したら良いのか?
それはとても単純な言葉です。
「私は、●●を失ったんだ」
これが、失った事実を認めること、受容になります。
失ったものをいくら悔やんでも仕方がないと、人は言います。
でも、その時間をちゃんと作らなかったことが、今の自分の痛みの原因です。
何度も納得いくまで、「私は、●●を失ったんだ」と繰り返してください。
そして、何度もつぶやくうちに、だんだんと変化が生まれるかもしれません。
もし、自分を責める気持ちから、「ないなりにでも、それなりによくやった」と思えるようになれば、その喪失の傷から、乗り越えた証拠です。
いかがでしょうか?
まとめ
今回のことを、まとめますと、まずあなたが愛されなかったことは、あなたの責任ではないことに気づいてください。
そして、その喪失を否認し、喪失を埋めるための生活から、「私は、●●を失ったんだ」と、喪失を認める生活に変えましょう。
また、権利のカードが使えなかったことは、とても残念ですが、それもあなたの学びになったと考えましょう。
そして、「権利のカード」も含めた全ての愛や物に対して、くれない人に期待するのは、もう、やめましょう。
あなたは、すでに自分で何でも手に入れることができるようになっているはずだから、です。
最後にあなたに質問です。
あなたの失ったものは、何ですか?
以上で、
人生のコースを選び直すための方法。ー失ったものを自分の中で受け入れるには?ー
を終わります。
ありがとうございました。