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2020年11月10日火曜日

ACと共依存の関係について

 


あなたは、共依存ですか?


もし、このような自覚があるなら、きっと人間関係で苦労されてきたのだと思います。


共依存について


ポイントは、自己喪失の病であること、です。

また、相手に必要とされることで、自分の価値を見出そうとする特徴があります。


この二つが思い当たるなら、共依存と言えるかもしれません。

ただ、明確なルールとか条件などはないので、自分で自覚していれば、共依存となります。


ある共依存の会で提唱している、共依存については、このようになります。


ではいきます。


共依存は、人間関係への嗜癖、自己喪失の病です。

アルコール依存者が飲むことに頭がいっぱいのように、共依存の人は相手をどうにかすることで、頭がいっぱいになります。

自分のエネルギーを相手のために使い果たしてしまい、自分のために生きることができません。

相手に必要とされることで、自分の存在に価値を見出すため必要となってくれる相手との関係に依存します。

しかし、このような献身や自己犠牲が、見えない力となって相手を縛りつけていることには、気がつかないのです。


と言うことです。


まさしく思い当たる人も多いのではないでしょうか。


このような共依存は、女性に顕著に出やすい傾向があります。


男性は、厚い壁を作って自分を守ろうとするような対抗依存という症状が出やすいと言われます。


権力や仕事つよさなどに、こだわるようになるかもしれません。


特に、男性は、共依存などについて、つよく否認する傾向があるので、気づいてない人も多いかもしれません。


共依存については、ACよりも多くの研究がされているので、文献なども多いのですが、米国でブームになりました。


そして、その研究をしている多くの知識人は、共依存は米国民の90パーセントを占める、とか、なかには、100パーセントだと、いいきる人もいます。


これくらい、あの自由な国と言われる米国でも、共依存の状態に悩む人は多いのだと思います。



ACと共依存の関係について

まず、ここで疑問に思う人がいるかもしれないので、ACと共依存の違いとか、関係性などについて考えてみたいと思います。


これは、言葉の感じでわかるかもしれませんが、ACの場合は個人の問題として、捉えられているように思います。


それに対して、共依存は対人関係の中で問題となることについて、捉えられていると思います。


また、ACは、子供の頃に傷を負った当時のことを連想しますが、共依存は比較的大人になって生きづらさとか、他者との親密性を築けなくて苦労した結果、共依存かも?と思う人が多いように感じます。


つまり、ACから始まり共依存者になってしまう可能性が高い、と言うことです。


また、このACと共依存の関係をあらわしたものに、アイスバーグモデルと言うものがあります。

興味深いので、ここで説明します。


これは、共依存の形成するまでのプロセスです。


下から上に上がっていくイメージです。


これには、三つの段階があると言われます。


第一段階

まず、共依存が生まれる第一番目の重要な段階は、何度も聞いてきたと思いますが、不健全な機能不全家族とか、機能不全社会が基盤にある、と言うことです。

このようなところにいると、健全な人と出会うチャンスは、ほとんどないと言えます。


第二の段階

このような、不健全な機能不全家族の中での扱いによって、いつ見捨てられるかわからない、と言う恐怖が生まれます。

そして、そのために努力をしたり、勉強を頑張ったりするのに、親の気分が悪ければ、褒めてもくれない、と言うことで、屈辱感が生まれます。

この見捨てられ不安と、屈辱感を、繰り返して経験することで、子供の心は傷つき、本当の自分、真の自己は、姿を消すことになります。


その結果、慢性的な空虚感が持続します。


第三の段階

第三の段階では、この空虚感を、なんとか埋めようとします。

これは、子供の性格とか環境にもよりますが、偽りの自己をやめて真の自己に戻ろうと、悪戦苦闘するか、または、外部の力を借りて空虚感を埋めようとします。

これは、人やもの行動などで埋めようとします。


でも、それがうまくいかないと、マイナスの嗜癖、つまり、物質依存とか、関係にこだわる、強迫症状などを起こすこともあります。


共依存の回復について

最後に、共依存の回復についてですが、基本的に回復することは可能だとほとんどの研究者は言ってます。


これに関しては、以前に、機能不全家族育ちの解決法と言う動画でも言いましたが、ズパニックの提唱したものが大変参考になると思っています。


それがこちらです。


1. 理想化している親などを捨て去る

2. 自分が自分の親がわりになる


これは、共依存の人も同じです。

ただし、共依存の人は、自分の人間関係の問題が、幼少期の機能不全家族などが原因とは、思ってない人も多いはずです。

また、気づきかけている人も、特に否認が強いので、自分の否認の力にいつも負けてしまってなかなか前進できないと思います。


この例として、適切かどうかわかりませんが、男性ならマッチョ、女性なら過度に女性らしくするように、自分に足りない部分を付け足していこうと努力をする傾向があります。


この原因は、自己評価の低さです。


でも、他者からの高評価によって、自己評価をあげたいと言う願望も強いので、自分を大きく見せようとします。


それがうまくいかなくなると、挫折感、空虚感となるのです。

これは、さっきのアイスバーグの空虚感を埋めるための努力と同じことをしているのです。


つまり、「そもそも違う自分を演出する必要はない」と自分で理解することがACも共依存者にも大切な一歩だと思います。




以前に、このようなツイートをしました。



聖杯探しは、時間の無駄?


たまに、自分の問題を解決するには、「魔法のような答え」があると思って、ずっと探している人がいます、

私はその逆の考えです。

今まで自分を苦しめていた 思い込みとか習慣、関係性を自分で気づいて、1個づつ減らしていくことだと思っています。

増やすのではなく、減らすことが先なのです。


前回の動画などでも、言ってますが、ACや共依存者は、足りてないと思っているから、必死でたそう、たそうと頑張りますが、それが、周囲の人にとって「おかしい」と感じられたり、相手の負担になってしまうことに、まずは気づくことです。

つまり、やりすぎを減らすことです。

もう、空虚感を埋めるため、また親に認められるための努力は、もういらないのです。

なぜなら、「あなたはすでに足りているから」です。


以下に動画で説明できなかった共依存の資料をあげます。

ご確認ください。


資料


共依存に必要な5つの要素


①逆境に直面した時に、自分や他者の行動を支配したりすることに、自己評価を置き続ける

②自分の欲求ではなく他者の欲求に合わせることが、自分の責任だと思い込む

③親密性や分離に関しての不安や境界の歪み

④パーソナリティー障害者、嗜癖者、共依存者、衝動的な人と、あいまいな関係がある

⑤次のうち少なくとも3つが当てはまる

⑴過度の否認

⑵感情の抑圧

⑶抑うつ

⑷過度の用心深さ

⑸強迫性

⑹不安

⑺物質乱用

⑻繰り返される虐待の存在

⑼ストレス性の病気

⑽物質乱用者と少なくとも2年以上関係がありながら放置している

チェルマック



共依存者の特徴

⑴救済者

自分のことを無視して、他人を救ったり援助しようとする。

自分のアイデンティティーを見失っている。

いわゆる支援職などをしている人も、共依存の中の救済者の役割を取る事が多い。

世話焼きのおばちゃんなども当てはまる。


⑵おべっか者

他人と不健全な境界を持っている。

ごますりタイプとも言える。

自分の欲求を抑えて、他人に従うことが多い。

ノーが言えない。

おべっかは、他人を支配したり操作するための方法


⑶高成功者

真の自分を喪失したことにより、その虚しさを埋めるために成功を求める

ACの家族英雄(ヒーロー)だった人は、このタイプになりやすい。


⑷自信喪失者

これも、⑶の高成功者と同じく空虚感を感じている。

自己評価が低く、屈辱を繰り返し感じている。


⑸完璧主義者

完璧主義者と言うのは、失敗を恐れるから完璧を求めることになる。

つまり、失敗などを避けようとすることに頭がいっぱいになる。


⑹犠牲者

慢性的な疾患を持つ人や、弱者などに多い。

ACのスケープゴートからくる。

「誰も私のことをわかってくれない」といつも不満を持っている。


⑺殉教者

自分の感情などを否認して、他人を助けようとする。

このようなタイプは、良いイメージに受け取られるので、問題に気づかなかったり、発見が遅くなる。


⑻嗜癖者

アルコールなどの物質を嗜癖したり、仕事、買い物、ギャンブル、人間関係などにも嗜癖する。


⑼強迫者

⑻の嗜癖者と似ているが、手洗いとか確認作業などの、社会的に受け止められやすい行動なので、気づかれやすく、またそれほど悪くはならない。


⑽妄想者

過剰に自信があり、大げさである。

男性ならマッチョ、女性なら過度に女性らしくするかもしれない。


(11)自己愛主義者

自己愛がつよいというと、自分が好きだと誤解されやすいが、その反対で自己評価が低いので、周囲からの注目を集めてそれで自己評価を上げようとしている。

これは、本来の自分を喪失して、他人からの評価を鏡にしていることから、共依存と言える。


(12)いじめっ子

いじめっ子の心の中は、不安定で、本当の自分から切り離されている。

だからこそ、よりつよくなって自分を守る必要があり、「支配的にならなければ」と思っていじめている。


(13)虐待者

(12)のいじめっ子と同じく、不安定で本当の自分は切り離している。

自分がコントロールしていることを実感したいので、他者を身体的、感情的に支配しようとする。


(14)失われた子ども

このタイプは、末っ子などに多い。

上の兄弟のいじめっ子などと戦うために、注意を引こうと努力するが、最後は諦めて引きこもる。


(15)おどけ者

ペットとかマスコットなどともいわれます。

おどけることで、家族の興味を引こうとします。

このような行動は、大人になってから、他者との親密性とか痛みなどから防衛的になりやすく、また、支配をしたり、操作などをしようとすることも多いです。

このような自分の心を隠すためのユーモアと言うのは、危険なこともあります。


ウィットフィールド


共依存の12の基本的な特徴


⑴学習性、獲得性

⑵発達性

⑶外部志向性

⑷自己喪失の病

⑸境界の歪み

⑹感情の障害

⑺関係性の障害

⑻一次性

⑼慢性

⑽進行性

(11)悪性

(12)治癒可能


ウィットフィールド


共依存の17の特徴


⑴不正直(否認、投影、妄想)

他者の期待に添うことに重点を置いているので、不正直になる。

⑵感情の障害(凍りついた感情、歪んだ感情)

家族に歪みがあって秘密があると、幸福感、肯定的感情、怒り、痛み、罪悪感などの感情を抑圧する。

⑶支配

全てをコントロールしたがる。
他者の評価を変化させようとするが、失敗に終わることが多い。
また「負けを認めがらない」と言う否認もする。

⑷混乱

他人をコントロールしようとして失敗すると、自分が混乱してしまう。

⑸思考障害

強迫的な思考があり、病気だと思われることも多い。

⑹完璧主義

完璧主義も、一つの嗜癖である。
完璧以外は意味がないと思い、ある程度の出来なら「まだ十分ではない」「自分は完璧でない」と思う。
自分も苦しいし、周囲も緊張感が漂う。

⑺他者志向性

他者から良い人と思われたいので、印象操作を行う。
つまり、本来の自分らしさとか自分の価値を信じていない

⑻依存

他者の依存をしたり他者の世話焼きをして、自己評価を上げて満足を得ようとする。

⑼恐れ

自分の人生でやっていることの多くが、恐れに満ちていると感じる
そして、その恐れを嗜癖によって解消しようとする。

⑽強剛性

自分の作り上げた幻想の世界にしがみつくために、一つのことにこだわる。
自分に不釣り合いな夢を諦められないなど。

(11)批判主義

自己評価が低くなり、他者をコントロールできないと他者に批判的になる。

(12)抑うつ

他者の評価や認識をコントロールできないと、自分で落ち込む。

(13)劣等感、誇大主義


(14)自己中心主義

自分が世界の中心だと信じていて、なぜ他人が怒っているか理解ができない。

(15)道徳観の欠如

この特徴の一つが、不正直であること。
自分に嘘をつくことは、自分や他人に破壊的であることになり精神的に退行していく。

(16)無感動や無欲


(17)悲観主義

全てをコントロールしたがるが、それが失敗に終わることが多いので、悲観主義となってしまう。

シェフ















機能不全家族育ちの解決法



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